
末富大尉の言葉。
連邦政府による調停が開始され、撤退していく紅天艦隊。しかし、艦隊の一部が帰還せず、行方が分からなくなっていた。
蒼橋星系での戦いは、まだ終わっていなかったのだ。紅天艦隊は何を考えているのか。ここで再び戦端を開けば連邦そのものを敵に回しかねないというのに……。
政治・軍事的に蒼橋騒乱が決着するまでの顛末と、自衛能力のない辺境の星々のために、ムックホッファが連邦宇宙軍を退役して星海企業を立ち上げるまでを描いたエピローグ的な作品の2編を収録。長く間が空いたので3巻完結かと思っていましたが、この4巻にて見事完結。この表紙で売れるかちょっと心配ですが、最後だから良いでしょう。
ただ、星海企業の立ち上げ話こそ、もっとじっくり描いて欲しかったですね。せめて蒼橋騒乱は前巻で決着したものとして、4巻まるまる使って読みたかった気がします。
【誕生!<星海企業>】【銀河乞食軍団 黎明篇】【鷹見一幸】【野田昌宏】【鷲尾直広】【義勇軍】【対消滅弾】【魔改造】