
すっかり衰退してしまい、高度な科学知識もそれを裏付ける確かな技術も失ってさえ、人類には捨てきれない夢がありました。大空を自由に飛びたいという浪漫です。
そんな夢追い人たちの祭典、鳥人類コンテストが開催されることになり、国連調停官である“わたし”はそのスタッフとして徴用されます。しかし、参加チームの飛行機械は人力飛行機から大砲まで、搭乗者が生還できそうなものは1つも見当たらず……。
人類は衰退しましたというより痴呆化しました……といった感じのダメ人間コンテスト篇「妖精さんたちも、すかいはい」と、失われた文化が発掘されて拡散浸透していくサブカルチャー篇「妖精さんたちの、さぶかる」の二本立てです。
やや薄めですが、もともとマンガ化するなら絶対に藤子不二雄で!とひそかに思っていたくらいですから、これくらいの長さの方が良いと思います。
【人類は衰退しました】【田中ロミオ】【山崎透】【こんにゃくゼリー】【腐女子】【同類誌即売会】【キューブ】