付け焼き刃の覚え書き

 本や映画についての感想とかゲームの覚え書きとかあれこれ。(無記名コメントはご遠慮ください)

「ROOM NO.1301」 新井輝

2012-11-10 | 学園小説(不思議や超科学あり)
「私はね、気持ちよいことって、良いことだと思う。誰かを犠牲にして、自分だけが気持ちよくなるのは良くないことかもしれないけど、でも気持ちよいのは良いことだと思ってる」
 気持ちよいことを否定する社会ならそっちの方が間違っていると、桑畑綾の言葉。

 そのマンションには13階がある。
 普通の高校生だった健一は綾という不思議な少女を道で拾ったことから、その不思議なマンションの一室の鍵を手に入れる。少女はそれは手に入れるべき人の手に渡るものだよというのだが……。

 普通の面白い青春小説くらいのつもりで読み終わり、ふと内容を思い起こせば、どこのエロゲーのノベライズですかっ!?と思わず叫んでしまう、男の子のドリームノベル。富士見ミステリー文庫は何を考えていたのでしょうか(誉め言葉です)。
 ハーレムみたいと言われながら実体は「蛇の生殺し」みたいな話が多い中、「見敵必戦」を地で行く主人公は立派です。そりゃあ、少しくらい悩んで当然だ。
 調べてみたら、最終の11巻が一昨年3月に出ていて、コミック化もされているのか。わかるな。この話をどういう形で決着させたのかは気になります。

【ROOM NO.1301】【おとなりさんはアーティスティック!?】【新井輝】【さっち】【チョココロネ】【ひとりエッチ】【麦茶】【ハムエッグ】【レースクイーン】
コメント
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