書籍版も6巻まで出ているけれど、そこで停まってしまってもうすぐ4年。ウェブ版はそこからも続いていて、さらに盛り上がって面白くなっているので、読み返すときはウェブ版です。
貧しい山村で生まれたツナには前世の記憶がある。というか、この世界には一定の割合で前世の記憶持ちがいるのだが、だからといってその記憶が活かされることはほとんどない。文明レベルとか文化とかが元の世界と根本的に違うので、そう簡単には知識チートとかできないのだ。
故郷の村がますます貧しくなって、ツナは村を追い出された。ツナが女ならまだ奴隷に売られたのだが、戦争が終わって奴隷市場は飽和状態で暴落し、奴隷商人にすら買ってもらえない状況だったのだ。
ツナは噂を頼りに迷宮都市へと向かう。
そこにはダンジョンがあり、いわく「迷宮の攻略者には、大いなる力と、大いなる財宝と、大いなる栄光が与えられるだろう」という話だ。しかも、それは単に一攫千金のチャンスがあるというだけではない。そこには、なんとなく「日本人の臭いがする」のだ……。
みんな真面目で実力もあるのにどこかズレている……そんなメンバーが1人2人とツナの周りに集まり、時には仲間となり、時にはライバルとなり、無限に続くとも言われている迷宮に挑むことになりますが、そこはそれ、骨太なストーリーに乗っけられるのは軽快なコメディ。そして、単に迷宮攻略話がこつこつ続くのではなく、その無限の先に待つのは複数の世界をまたぎ、すべてを食い尽くす強敵との戦い。果たしてツナは大人のお店に出入りできるようになるまで生き延びることができるのか!?
生きるのに厳しい前近代文明な外の世界とチート満載の迷宮都市、スキルとかレベルが存在しない外の世界とチートなスキルやレベル格差がたっぷりな迷宮都市、とにかくギャップと勢いを楽しむファンタジーですが、なにかというと前世は現代日本人という話が多い中、前世は異世界人でしたとかネパール人でしたとか、転生者がいるならそれが普通だよねという世界観。そういうお約束事項を当たり前にせず、なぜゲームみたいなシステムが存在するか、不思議なダンジョンなんてものが成立するのか、そんなところを単に「神さまか誰かがそんな風に造った」とか誤魔化さず、きちんとひねって見せてくるところも面白さですね。
【その無限の先へ】【二ツ樹五輪】【小説家になろう】【ダンジョンバトルコメディ】
貧しい山村で生まれたツナには前世の記憶がある。というか、この世界には一定の割合で前世の記憶持ちがいるのだが、だからといってその記憶が活かされることはほとんどない。文明レベルとか文化とかが元の世界と根本的に違うので、そう簡単には知識チートとかできないのだ。
故郷の村がますます貧しくなって、ツナは村を追い出された。ツナが女ならまだ奴隷に売られたのだが、戦争が終わって奴隷市場は飽和状態で暴落し、奴隷商人にすら買ってもらえない状況だったのだ。
ツナは噂を頼りに迷宮都市へと向かう。
そこにはダンジョンがあり、いわく「迷宮の攻略者には、大いなる力と、大いなる財宝と、大いなる栄光が与えられるだろう」という話だ。しかも、それは単に一攫千金のチャンスがあるというだけではない。そこには、なんとなく「日本人の臭いがする」のだ……。
みんな真面目で実力もあるのにどこかズレている……そんなメンバーが1人2人とツナの周りに集まり、時には仲間となり、時にはライバルとなり、無限に続くとも言われている迷宮に挑むことになりますが、そこはそれ、骨太なストーリーに乗っけられるのは軽快なコメディ。そして、単に迷宮攻略話がこつこつ続くのではなく、その無限の先に待つのは複数の世界をまたぎ、すべてを食い尽くす強敵との戦い。果たしてツナは大人のお店に出入りできるようになるまで生き延びることができるのか!?
生きるのに厳しい前近代文明な外の世界とチート満載の迷宮都市、スキルとかレベルが存在しない外の世界とチートなスキルやレベル格差がたっぷりな迷宮都市、とにかくギャップと勢いを楽しむファンタジーですが、なにかというと前世は現代日本人という話が多い中、前世は異世界人でしたとかネパール人でしたとか、転生者がいるならそれが普通だよねという世界観。そういうお約束事項を当たり前にせず、なぜゲームみたいなシステムが存在するか、不思議なダンジョンなんてものが成立するのか、そんなところを単に「神さまか誰かがそんな風に造った」とか誤魔化さず、きちんとひねって見せてくるところも面白さですね。
【その無限の先へ】【二ツ樹五輪】【小説家になろう】【ダンジョンバトルコメディ】