
広瀬裕の活動をバックアップする菅木議員は、彼の祖父の友人で、悪徳政治家だった。
その日本では、悪霊もそれを除霊する除霊師も実在するとされていた。
広瀬裕は新人C級除霊師だったが、邪神によって亡びかけている異世界へと召喚されてしまい、そこで仲間と出会い、長い旅の末に死霊王デスリンガーを倒すことに成功。無事に元の世界、召喚された直後の時間線に復帰した。
だが、裕の邪神をも倒したパラディンとしての能力は健在だった……。
物語の最初から最強主人公の物語。
こういう話は、扱いを間違えると単調なパワープレイに成り下がるのだけれど、そこは組織のしがらみをストーリーに落とし込むのが巧い作者なだけに身もふたもない展開で読ませます。へたに強さを見せてしまうと除霊師団体やら行政やらに便利に使われて全国各地に飛ばされるし、各組織の思惑やらなんやらあるので、無難にこっそり、自分に得になる仕事だけやっていこうということになります。ここで登場するのが菅木議員で、あちこち調整しながら阿部一族やら銀行相手にぼったくって立ち回ります。まさにバイプレイヤーにして解説役です。
手書きのお札のせこさが良いですね。
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