「民が死ねば、国は国ではないのです」魔王ユキが助けなくてもアーリシア王国は勝っただろうが犠牲は遙かに大きかっただろうと老将ゴードン。
戦場から帰還したユキはリューとの婚姻を済ませると、再びローガルド帝国を訪れた。魔王らによる占領統治をやりやすくする為、新たな皇帝として臣下たちににらみを利かせるためだ。
余分な仕事はちゃっちゃと片づけたユキは、少女組も引き連れると協商連合の飛行船に乗り込み、羊角の一族の里へと家族旅行に旅立った……。
結婚式があって、帝国の後始末があって、ダンジョン＝生物説が語られと盛りだくさんな11巻。ダンジョンこそは神に近いのではないかという話も出ますが、分量的には家族旅行が１／２でこれがメインかな。
魔王様の悪そうな顔、良いですね。
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