
トオヤマの遺物を回収すべく、各国のトップ探索者がバベルの大穴に投入されて争奪戦、遺物収集戦争が始まるが、その前に指定探索者アレタ・アシュフィールドと上級探索者・貴崎凛による味山只人争奪戦が勃発していた……。
迷宮からあふれる深層の凶悪無比のモンスターたち、仮設陣地はもちろん戦闘ロボットすら一蹴する耳男。各国の精鋭が蹴散らされる中、只の凡人探索者はいかに生き残るのか、という奇々怪々の迷宮探索譚。味山の脳裏にTIPSとして提示されるヒントや選択肢はことごく彼か彼の仲間かあるいはその両方の破滅しか提示されませんが、そもそも自分の命を惜しまない凡人探索者です。そもそも「自分が生き残る」ことに重きをおいてないのですね。
さてさて、大きな耳に子供の身体という、耳男の問答無用の理不尽なまでの強さが怖すぎるのだけれど、ちゃんとイラスト化されているのが嬉しいですよね。とにかく耳! ウェブで読んだ時はどんなものか理解できなかったけれど、図示されて納得。誰も見たことのないものを具現化する、これぞイラストの力ですよね。
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