
「分かった。じゃあ話をしよう」
神崎絵支が斗和の母、明美を訪ねてきた。彼女が夜叉姫と呼ばれ、イキっていた学生時代に突っかかって返り討ちにあって以来の舎弟関係らしい。母と思い出話をする絵支から斗和が嗅ぎ取ったのは危険な匂い。
ゲーム「僕は全てを奪われた」で絢奈が復讐モードに入ったとき、明らかに普通の女子高生ではできそうにもないことをやっていたのだが、それができた理由が推測できた。絵支が本来なら絢奈の復讐計画の一端を担う存在だったのだ……。
NTRエロゲの寝取り役に転生し、その行動を変えていった結果だけではなく、視点を他の登場人物に移したとき、物語がどのように見えていたのか……という立ち位置に切り込んだ快作。まさに「NTRエロゲのハッピーエンドのその先へ……」という、登場人物全員が前向きに歩き出せる終わりを迎えます。まさに大団円。
エロゲの竿役とかゲームのモブ役とかに転生する主人公の話は多いのですが、きちんと最後までもともとのゲームのシナリオ全体に目を行き届かせた話は多くありませんが、これはまさにすっきりくっきり。もともとのゲームありきのトゥルーエンドを見せてくれました。
【エロゲのヒロインを寝取る男に転生したが、俺は絶対に寝取らない4】【みょん】【千種みのり】【角川スニーカー文庫】【背徳濃厚純愛ラブコメ堂々の完結】【カクヨム】【NTRエロゲ】【汗をむんわりと吸った体操服】
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