ハリイ・ハリスン(Harry Harrison)といえば、思いっきり世の中を斜に眺めているドタバタSF作家というイメージがあります。んでもって、『宇宙兵ブルース』とか『銀河遊撃隊』とか、単なるパロディではなく、題材となった作品が触れていない裏の部分までつつき回したあげく、ちゃんと自分の作品にしてるんです。
たとえば『宇宙兵ブルース』では、ハインラインの『宇宙の戦士』をネタにして「強力なパワードスーツも用兵を間違えればただの鉄の棺桶だぞ」とか、アシモフの『銀河帝国の興亡』をネタにして「銀河帝国の帝都みたいな巨大世界のゴミ処理とか官僚組織なんかひどいもんだぞ」とか、当てこすり的な部分が目立ちます。だから昔の藤子不二雄のカバーイラストみたいに、表紙が重いと読後感まで重さに引きずられてしまうんじゃないかなあ。
『銀河遊撃隊』もそう。天才科学者による偶然の発見で、銀河宇宙に飛び出した主人公たちが宇宙防衛組織を作って巨大な敵と戦うという、『宇宙のスカイラーク』と『レンズマン』を足したような話ですしね。こちらは今風のイラストで再販されましたが、新しい方が良い感じですねえ。やはりハリスンの作品には思いっきりライトで明るいカバーイラストが必要だと思います。
【宇宙兵ブルース】【ハリイ・ハリスン】【藤子不二雄】【横山えいじ】【ハヤカワ文庫SF】【天才科学者】【機動歩兵】【ご都合主義】【ホモ】【トランター】【ゴミ処理】【官僚主義】
たとえば『宇宙兵ブルース』では、ハインラインの『宇宙の戦士』をネタにして「強力なパワードスーツも用兵を間違えればただの鉄の棺桶だぞ」とか、アシモフの『銀河帝国の興亡』をネタにして「銀河帝国の帝都みたいな巨大世界のゴミ処理とか官僚組織なんかひどいもんだぞ」とか、当てこすり的な部分が目立ちます。だから昔の藤子不二雄のカバーイラストみたいに、表紙が重いと読後感まで重さに引きずられてしまうんじゃないかなあ。
『銀河遊撃隊』もそう。天才科学者による偶然の発見で、銀河宇宙に飛び出した主人公たちが宇宙防衛組織を作って巨大な敵と戦うという、『宇宙のスカイラーク』と『レンズマン』を足したような話ですしね。こちらは今風のイラストで再販されましたが、新しい方が良い感じですねえ。やはりハリスンの作品には思いっきりライトで明るいカバーイラストが必要だと思います。
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