日銀金利引き下げ

円高株安なぞは、持てる人達の話と思っていた庶民にとって今度の日銀利下げは
少なからず影響してきます。
現在０・５%の利率でさえ不満を持っている庶民に更なる犠牲を強いて来ます。
是で銀行の利率はゼロ金利時代に逆戻りの様です。
銀行の金利なぞ、とうの昔忘れてしまったと言う人が多いと思います。
１０万円で何円の利息が当たり前の時代です。これでまたタンス預金する人が増える事でしょう。
今回の日銀の利下げは、景気浮揚を狙った経済効果より、国際政策協調の姿勢を
見せる心理的効果を狙ったものと云われます。
この金融政策決定会合では政策委員の意見が割れ、年０・２%に反対委員は３名で
０・２５%と大幅引き下げを主張。１名は現行維持を主張したと云う。
０・２%に賛成委員は４名で、最終的には総裁の議長権限で決定と云う際どいものでした。
これに対し金融市場の反応は利下げ幅が小さかった事に不満で、一部に失望感が
あって株価は大幅下落しました。
一方経済界は国際的政策協調の姿勢を見せる措置だと歓迎一色だと言う。
小さな夢を奪われた我々庶民の願いは、世界金融危機の前では殆ど無力で云う儘
気儘で泣きの涙に暮れるより他はない。
この前発表された２７兆円もの追加経済対策と併せて今回の日銀利下げで果たして
日本経済は景気浮揚が可能なのでしょうか？
一部関係者の懐を肥やすだけで、我々国民に犠牲を強いる事の無い様に願いたい。