日々好日

さて今日のニュースは

金融サミット

2008-11-14 13:50:27 | Weblog
明日からいよいよワシントンDCで金融対策の緊急首脳会合が開催されます。
今回の金融危機は米国サブプライムローンの行き詰まりで、まず金融保証機関が倒れ、各金融機関に波及して行き、とうとう証券会社のリーマンブラザースが破綻しました。
是により世界各国に信用収縮が巻き起こり世界中の金融機関に資金調達不能が続発し金融機関が存亡の危機に立たされ金融危機が始まりました。
サブプライム問題を引き起こした米国市場万能主義の破綻については、いまだ解決されていません。所謂デリバテイブ市場の暴走防止策等です。
今金融サミットで討議されて居るのは、リーマンショックに始まる信用収縮による金融危機に対する応急処置です。
今回のサミットは、世界の新興国を巻き込んで協働で行った政策の結果、どうにか先の見えて来た金融危機の再発防止について主に話し合います。
麻生首相は金融危機の再発防止に金融規制、監督の強化、国際通貨基金IMFの 改革、
新興国支援促進のため10兆円をIMFに拠出する事を提案すると言う。
IMF改革では経済実態よりIMF世界銀行で大きな顔して居る欧州に対して
投票権等見直す。また先進国7カ国の金融当局で構成の金融安定化フォラーム
(FSF)に中国ブラジル等の新興国を加える。
IMFの上部機関としてFSFを位置づける等があるが、欧州にとっては都合が 悪く反対の意志表示しています。
今回日本の提案は金融機関への資本注入等短期的市場安定化策。IMF改革で  
中期的危機防止策。ドル基軸を支持し東アジア統合と言う長期的予防策。
この三点を軸に働きかけると言う。
尚米国のサブプライム問題で証券化商品を適正に評価出来なかった格付け会社の
規制についても討議されると言う。
しかしこれについては、米国が拒否反応を起こし慎重な立場を崩さないので結果は
不透明です。




地方交付税2兆円補填

2008-11-14 11:37:29 | Weblog
麻生首相は足下がグラグラ揺らいで居ると言うのにわざわざワシントンDCでの
世界金融危機対策の緊急首脳会合金融サミットに、出かけて行きました。
世界の麻生で、ちっぽけな日本の小事には構って居れないのでしょう。
流石我らが麻生さんです。
話は変わりますが、地方交付税交付金について、原資となる法人税収等が景気後退で減収したので下方修正を強いられました。
当然08年度地方交付税予算15兆6136億円も減額せねばならないが、今年は是を減額せず、國が全額穴埋めする様に第2次補正予算で、2兆円補填する事と なりました。
地方税収も落ち込みが確実視され地方の景気に悪影響を与えかねないと、地方重視
をアッピールしたい麻生政権が打ち出した策です。
財源は当然赤字国債の大量増発が不可避の状況です。
何かこの頃は金融危機、景気振興優先で、先頃盛んに言われた財政再建や改革問題
は嘘の様に影を潜めてしまいました。
今回も地方振興と言えば聞こえが良いが体の良い地方バラマキにしか見えません。
経済の鉄則から言えば、入りが減れば出を押さえるてこそ健全な会計が成り立つのではないでしょうか。
世の中の仕組みはそう簡単なものではないと思いますが、その姿勢が全然見えない
処が問題ではないのでしょうか?
まるでサラ金地獄に嵌る消費者の様に、カード金融に頼り明日に問題を先送りして
破滅して行く状態と良く似た、今の日本の状況ではないかとも思われます。
後先考えず赤字国債を増発し続けるなら、日本の明日の将来は無い。