日々好日

さて今日のニュースは

アメリカ大統領選挙

2008-11-04 11:51:13 | Weblog
アメリカは今日がいよいよ長い長い丁々場の選挙戦の末大統領選挙投票日です。
明日の午後には44代アメリカ大統領が決まります。
アメリカの大統領選挙は複雑でどうも日本人にはなじめません。
大統領に立候補出来るのは国内在住期間14年以上、出生で米国市民権を保持する
35才以上の人となって居ますが、実際は今まで白人でプロテスタントと云う条件
が付いていました。それを破ったのがカトリック系のケネディでした。
今回は初のアフリカ系有色人種のオバマ候補が有望となって居ます。
米国では世論調査は信用にならず20年前のブラッドリー効果と言う実際に投票するときは矢張り白人でなければと言う先例があります。
今オバマ候補が圧倒的に世論調査の上ではリードして居ます。
これが実際に投票に現れるかまだ少し不透明な処が危惧されます。
また複雑な大統領選挙の方法到底我々の想像の外にあります。
共和党。民主党それぞれ大統領候補を党別に立て、各州で選挙人を党大会等で選び
選挙人を多く獲得した候補が一人党の大統領候補として残り、相手党候補と大統領
選挙を戦います。
共和党の大統領候補とそのペアの副大統領候補対、民主党大統領候補とそのぺアの
副大統領との戦いになります。
選挙は米国生まれの18才以上の人が選挙する登録を行い始めて選挙する資格を貰います。まず投票したいなら選挙する登録をしなければ投票出来ません。
投票は大統領候補とそのペアを選びます。得票数でその州の選挙人がどちらの党か
確定します
米国全土で538名の選挙人が居ます。
そして各州で獲得した票で選挙人が決まり、その数を合計して多い方の候補者が勝利します。
各州の選挙人はその州の上院議員と下院議員の合計と同数です。
上院2名と下院は人口数等でまちまちです。55人も居る州や4~5名の州等様々です。
兎に角複雑過ぎて日本の様にシンプルには参りません。
まず選挙する登録でトラブルが発生しています。投票したくても出来ない状況は
ザラという。また広い米国の事選挙と云う戦いではその地方の確執等で不正行為は
ごく当たり前で、これが先進国かと疑う事が平然と行われて居ると言う。
兎に角アメリカの大統領選挙は我々日本人の常識では推し量れないものです。
それは別にして、力が落ちたとは言え米国の大統領選挙の結果は、口惜しいけれど、世界を動かします。
日本の首相は誰がなっても世界は驚きませんが、米国の大統領ともなると、明日にでも世界が変わる様な状況ですので、皆注目です。
日本も今後の日米防衛協定や経済協力、拉致問題解決、イラク問題、アフガン問題
対中国問題等々・・問題山積しています。
是が上手く行くかどうかが、今後日本が生き残れるかどうかにかかって来ます。
どちらかと云うと富裕層優遇自由経済主義の共和党。低所得者層優遇の民主党は
格差是正に支点をおいて政策実行すると思われます。
イラク問題では継続の共和党、即撤退の民主党しかしアフガンに関しては両方とも
断固闘う姿勢を崩しません。
また民主党は低所得者向けにヒラリクリントンが約束した医療保険の国費支援問題
をオバマ候補がどう取り扱うか?
いずれにしても対日政策がどうなるかが一番の気がかりです。
恐らく共和党マケイン候補に決まろうとも、オバマ候補に決まろうとも、中国を
軸にしたアジア政策を遂行するでしょうから、そこに日本の出番があるかどうか
が問題です。
いずれ明日になればハッキリする事でしょう。