日々好日

さて今日のニュースは

田母神前幕僚長国会参考人招致

2008-11-11 19:38:49 | Weblog
田母神前幕僚長が有る民間企業の懸賞論文に応募しその中で日本は侵略国家であったかと言うテーマで政府見解と著しく異なる私見を発表しました。
前大戦では日本はむしろ被害国で旧満州や朝鮮半島の圧政から解放し生活水準を 向上させ多くのアジア諸国も日本を肯定し感謝して居る。侵略国家というのは正に
濡れ衣だ。村山談話は日本をあまり蔑み過ぎていて認めがたい、と述べています。
これに慌てた政府は早速幕僚長を更迭し、臭いものにはフタをと定年退職で辞めさせました。
責任の糾明と言う手続きもせず国民としては到底納得出来兼ねる措置です。
本人は本当の事言って何が悪いと居直り続け反省の色は見えませんでした。
政府の見解と異なる意見を発表されては、政府の立場がありません。
今回、田母神前幕僚長を国会に招致して本人の弁明を聞こうと言う事になりました
集団的自衛権行使や武器使用制限が自衛隊の行動を束縛して居て國を守る事が出来ないと自論をブチ挙げ、果ては村山談話の政府見解で統一するのは言論統制では無いかと反論する始末。
そして日本を良い國と本当の事言って何が悪いとケツを捲りました。
全く国会議員も甘く見られたものです。
これでは、制服組のシビリアンコントロールなぞ無理な話ではないでしょうか?
いつからこの様に防衛官、武官が力を持つ様になったのでしょうか?
余りにも出鱈目な制服組や官僚連中に業を煮やした武官の抵抗か?
何か時代の時計を70年前に逆転させた様な嫌な感じです。
軍部の暴走を経験した我々世代にとっては何かヤバイ気がしてなりません。
緊急事態が発生した時、制服組は会議会議と逃げ回り決断を避けて、自衛官の暴走につながる恐れが有ります。
もっとシビリアンコントロールの強化をして貰いたい。




世界金融危機対策会議

2008-11-11 10:57:29 | Weblog
先月サルコジ仏大統領の発案で米国ブッシュ大統領が召集した先進国と新興国
20ケ国の財務相と中央銀行総裁の緊急G20の会議がありました。
其処では経済政策、市場への資金供給、金融機関強化、預金保護を各国が協働して
実施し金融危機を乗り越える様に申し合わせました。
今回は是を受けブラジルで20ケ国地域財務相と中央銀行総裁会議G20が開催されました。
仲々収まらない世界金融危機が今や実体経済を揺るがし始めました。
其処で先に申し合わせた緊急G20の対策を強化する。特に金融緩和や格付け会社の把握等と金融規制・監督の強化と云う両面2段階で臨む事を申し合わせた。
又国際金融の中核的存在のIMF世界銀行改革を求める声明を採択した。
しかし先進国の中には、新興国がこれ以上IMFに発言力を持つ事に反対の声もありIMF改革には不透明さが残ります。
またブラジル等新興国は世界金融危機は一段落したと言う楽観説を採って居る様ですが、まだ不発のサブプライと云う爆弾を抱えて先行き未だ光は見えないのでは
ないでしょうか?
後3~4年位の年月を必要とするのではないでしょうか?
しかしリーマンショックはひとまず沈静化出来そうと言うのは大方の予想の様です
今後今月14日からは、ワシントンDCで金融危機対応の緊急首脳会合サミットが
開催されます。
G20では今回の金融危機は先進国のずさんなリスク管理や金融規制・監督の結果だと名指しで指摘しました。これに対し先進国はサミットでどう答えを出すか?
今世界で金融危機対策で会議がアチコチで持たれて居ます。
これは元を糾せば、米国市場万能主義が破綻した事から始まりました。
是に対しEU諸国は新しい金融システムの改革に向けて先手を取ろうと働き掛けて
居るのが現情勢の様です。
特にフランスはEUでの指導権争いが絡みサルコジ大統領の動きが活発です
それでは21世紀型金融システムは何だとなります。
そして、日本がこの新しい金融システム構築に係わる何らかの良い試案を持って
居るのだろうか?
今まで英国では金融規制緩和で外資導入しめざましい発展を遂げましたが今回それが裏目に出て挫折してしまいました。
今後は金融規制緩和と規制強化・監督強化の折り合いを何処につけるか?
金融市場の一番のメインであるデリバティブ先物取引等を、このまま放任するか?
ある程度の規制は必要ではないのか?
一番の難問であるヘッジフアンドの活動をどうするか?規制か?放任か?
アジアやアイスランドで起きた通貨危機の防止策は?外資の国外逃亡を防止出来ないか?
又金融機関強化では銀行自己資本率BIS規制の国内基準で4%。国際業務で8%
を堅持する等です。
何れにしても、21世紀型金融システムを構築するには、抜本的見直しや強化を 図る事がまずは課題の様です。