日々好日

さて今日のニュースは

年金運用

2008-11-29 14:17:26 | Weblog
私達年金受給者は年金の運用の結果に一喜一憂しています。
年金運用を司る年金積立金管理運用独立行政法人が、今年の7~9月期積立金の 
市場運用は4兆2383億円の赤字が出たと発表しました。
リーマンショツクによる急激な世界一斉株安で、想定された赤字ですが予想外の
大損失です。
今年の上半期はプラスマイナスで2兆9342億円の赤字となりました。
このまま行きますと、下半期も景気低迷で昨年の5兆8400億円を上回る赤字を
記録する恐れすら出てきました。
今の処5年間の運用実績では7・4兆円の黒字で心配は要らないと言うがこの状態では、
何時赤字で底をつくか心配になって来ました。
年金積立金とは保険料収入から年金給付費を差し引いた残額で将来給付ののために
積み立てられた資金の事です。
是まで、150兆円あまりと言われて居ましたが、昨年末積立金残額は国民年金が
8兆4674億円、厚生年金130兆1810億円で、約138兆円になって居ます。
この138兆円の7割近くの92兆円9273億円が運用資産として国内外の株式
や債券に廻され運用されます。
株式は国内外とも株安で4兆円余りの赤字です。外国債券は4千億円の赤字。
国内債券はからくも5千億円の黒字となって居ます。
このまま株安が続けば、傷は広がるばかりで、やがて年金積立金自体が消えてしまわないか心配になって来ました。

党首会談

2008-11-29 10:43:32 | Weblog
米国のリーマンショックに始まる信用収縮は、忽ち世界金融危機となって波及して
行き、実体経済にジワジワとボディフックみたいに効いて来ました。
比較的被害が少ないと予想された日本経済すら、ソニーショックやトヨタショックで急速に失速しだいました。
厚労省は今年の10月から来年3月までに失業する非正社員の数は3万人以上になるだろうと言う暗い予測を発表しました。
又新卒内定者が産業界先行き不安を懸念して内定取り消しにあって居ると言う。
就職氷河時代到来を予告する様な厳しい状況です。
処が日本の政治はやっと麻生首相と小沢民主党代表との党首会談が開かれ期待されましたが、政策より政局を選んだ麻生首相は、ただただ失言が無い様に、守りの
体制に終止し何ら解決策には至らなかった様です。
会談はお互い22分位で6回に亘る応答があった。
小沢代表が二次補正予算を今国会に提出しない真意を問いかけた。
それに対し民主党が参院で金融法案を審議拒否して居るのでハッキリした補正予算
が組めないと回答している。人質に取られた金融法案の攻防戦です。
次に麻生首相は当初解散総選挙を宣言したのに先送りはまるでサギだと責め立てました。
これに対し首相は世界金融危機勃発で金融政策優先で解散を先送りしたと
弁明に務めた様です。
そして麻生首相の度重なる失言問題を取り上げ言動の批判を挙げました。
これに対し平謝りで自重の意を表しました。これに対し、ある自民党幹部は殴られて居るのに、謝っている不甲斐なさをなじりました。
この三点で貴重な党首会談が終わりました。
国民は余り期待していなかったが、是ほどまで実りのない会談とは思いませんでした。
民主党は首相から言質を取り、鬼の首を取った様に意気揚々です。
麻生首相は相手と話が出来解決の糸口が見つかったのではと淡い望みを持った様
です。
いずれ解決は、解散総選挙で国民が信を下さなければ、決着はつきそうにありません。
それが内閣支持率に現れているのではと思えてなりません。