日々好日

さて今日のニュースは

オバマ候補大統領選で圧勝

2008-11-05 17:00:55 | Weblog
今日、日本時間で昼前には早々とバラクオバマ上院議員がイリノイ州シカゴで  10万人とも言われる支持者を前に変革の時は来たと大統領選の勝利宣言をした。
圧倒的勝利だったと云う。米国史上初めての黒人大統領誕生です。
3~40年前には考えられない事です。オバマ候補の今こそCHANGEを合い言葉に、
YES WE CANと草の根運動で勝利を勝ち取った。
運動を推進したボランティア達はYES WE DIDと喜びを表している。
日本の株価も米経済対策を期待して下落した半分まで値を戻した。9371円を
記録しました。
しかし民主党のオバマ議員の当選を手放しで喜べない問題が多い様です。
日本はどちらかと言うと米国、民主党大統領時代は日本バッシングに遭い冷遇されて来ました。
日本と蜜月時代を迎えたのは、共和党大統領時代が多かった。
米国、民主党は大きな政府を共和党は小さな政府を目指し政府が干渉する事で差異があります。共和党は自由貿易を民主党は保護貿易を。民主党は世界に対しどちらかと云うと孤立主義を共和党は世界に覇を求めて居る。
共和党は富裕層に厚く、民主党は中間層や低所得層に視点を置くやり方です。
民主党は経済政策に強く、公的資金注入にも積極的発言をしています。
ただオバマ氏の力量は未知数でどの様に発揮するのか今の所不透明です。
当然アジア政策は中国を軸にした政策を行い日本外しや日本バッシングは覚悟
しなくてならないと思います。
北朝鮮政策もテロ国家指定解除には積極的なので拉致問題解決は一層困難化が予想
されます。
日米同盟の防衛体制等も大きく様変わりが予想されます。
アフガンに対しては、民主党は更なる協力を強制して来る事が予想されます。
日米間の経済問題も今までの様には行かないのではないかと思われます。
現にオバマ氏は選挙期間中に、日本や韓国のエコー車を購入せず米国産を購入する
様に演説しています。
これがドンドン、エスカレートして日本叩きに又なるのではないかと危惧します。
今、日本の政界は米国、民主党とのコネが無く、麻生さんも早急な接触を試んで居る様です。
オバマ氏当選は是からの日米関係を糾す良い機会かも知れません。
今こそ日米関係はCHANGEの時です。
米国のYESマンにならず、日本の主張をドウドウと言い合える関係になったら
良いなと思います。


問題多し!!追加経済対策

2008-11-05 10:42:57 | Weblog
27兆円にも及ぶ追加経済対策について、いざ実施と云う点で色々問題が起きて来ました。
まずメインである2兆円の定額給付金配布対象世帯について麻生首相すら二転三転
して高額所得者まで配布するか?全世帯配布か?年度内給付にするには全世帯給付
しかないと言う財務相。自己申告という冗談みたいな事まで言い出した経財相。
まだ給付までには可成りの屈折がありそうです。
また一般財源化する道路特定財源、地方に配布する1兆円についても閣僚間で見解のすれ違いがあり問題山積です。
金融機関の貸し渋り防止等で公的資金注入する金融機能強化法案改正案は明日衆院
可決、参院に送付の見込みです。中小企業支援対策法案です。
國の資本参加で金融機能強化をうたい文句に、市内信用金庫や農協の上部金融機関
である信用中金や農林中金、労金等まで基盤強化し金融円滑化を図る。
これで果たして貸し渋りや資金不足が解決出来るのか?
民主党はこの改正法案に対し6項目の修正を要求し3項目で合意された。
①今回の金融危機以外の要因で経営悪化した場合の経営責任明確化②貸し渋り対策の金融マニアル見直し③農林中金から公的資金投入された農協名の開示。
この3項目です
まず出鱈目経営で破産寸前の新東京銀行まで我々の貴重な税金を投入して良いのか
公的資金投入を良い機会とばかり利用しようとする悪質金融機関はどうするか?
金融機関も生き残りを賭けて貸し渋りもやらざるを得ない現状。
BIS規制による最低自己保有資本率は国際業務を営む銀行は8%。国内基準銀行は4%ですがこれをどこまで拡大解釈して運用するか?
金融強化改正案では投入される公的資金は2兆円となっているが更に10兆円に
拡大して、銀行保有株式取得機構による銀行保有株の買い取り再開も検討されて居ると言う。
さてその財源は果たして赤字国債に頼らず、所謂埋蔵金と言われる特別会計の  余剰金で十分間に合うのか疑問になって来ます。
あくまで政府は一時的借用としていますが、その労働保険特別会計。財政投融資
資金特別会計。外国為替資金特別会計にそんな余剰金が隠されて居るのだろうか?
何か言い含められた感じは拭えません。