日々好日

さて今日のニュースは

クリント元大統領の訪朝

2009-08-05 11:30:50 | Weblog
北朝鮮で、実刑判決を受けた米国女性記者2名の解放について、協議するために 
クリントン元米国大統領が訪朝し金日生総書記と会談した。
是はかねて北朝鮮が記者釈放には、クリントン元大統領か現職閣僚以上の高官を 
平壌に送る様求めた居た事で今回米国はこの北朝鮮の要請に応じた事になる。
なお一行には米政府当局者は一切含まれず、滞在日程も明らかにされて居ません。
この際記者の釈放と同時に、昨年末以降中断して居る北朝鮮の核開発を繞る6ケ国協議への
対応や悪化する米朝関係の修復等も当然話し合われると思われます。
これは北朝鮮の希望の米朝二国間協議への足がかりになると北朝鮮はホクソ笑んで
居る事でしょう。
オバマ大統領はあくまで6ケ国協議で解決すると力説していたが、国益優先の國の
事、ここらでポイントを上げたい政権の思惑で大きく変わったのでしょう。
日本や韓国の事かまって居られないお國事情が出てきたのでしょう。
頭越しの外交は米国の得意な外交で国益優先の國では友好国の事よりはまずは米国
優先で事が進みます。
過去にもニクソン現職大統領の訪中で一挙に米中の雪解けが進んだ経緯がありました。
またクリントン元大統領が現職時代、あわや空爆と緊張が最高調になった時に、
カーター元大統領が訪朝して金日成主席と会見し問題の打開を図りました。
さて今回は何処まで成果が期待出来るか不明です。
北朝鮮の核開発は既成の事実として飲まされ、引き替えに記者釈放と言う米国に
とっては屈辱の外交になる可能性が大きい様です。
6ケ国協議で顔を潰された中国はサジを投げ米国の譲渡を暗にほのめかして居ます。
もう日本も韓国もロシアもお呼びではありません。
北朝鮮が言う様に既に6ケ国協議は解体して意味のない存在なのかも知れません。
米国と中国で北朝鮮問題は全て解決されそうです。
勿論北朝鮮拉致問題等存在しない扱いになり、うやむやで解決は困難になるばかり
でしょう。
日本に切り札がなくなり、北朝鮮は米国とのみ交渉出来る対等な國と認めざるを
得なくなって来るのではないでしょうか?
兎に角日本の国情は外国にとっては、物笑いの種にしか映らないのではないか?
しっかりしろ!!日本の外交!!日本の国民!!

国防基本方針の見直し

2009-08-05 07:30:05 | Weblog
國の存亡に関わる国防について我が国は余りにも無関心過ぎる嫌いがある。
今回首相の私的諮問機関である「安全保障と防衛力に関する懇談会」が、今後の 防衛力整備の在り方を示す報告書を麻生首相に答申しました。
まず北朝鮮弾道ミサイル邀撃に当たる米艦隊を我が国の自衛隊が防護出来る様に、集団的自衛権行使を禁じた憲法解釈の見直しを勧告する。
次ぎに軍事装備品の国際的共同開発や生産に日本が参加出来る様に武器輸出三原則
の早急な緩和。この二点について答申した。
基本的には現大綱の「多機能弾力的防衛力」から「多層協力的防衛力」への転換です。
日本自体が努力する。同盟国と協力する。地域と協力。国際社会との協力。
この4点を組み合わせ「多層協力的安全保障」を構築すべきと進言した。
是までの「專守防衛」の国防基本方針から踏み出し、国連平和維持活動PKOに
積極参加をする。
その為に武器使用基準の緩和やPKO参加5原則の見直し、自衛隊派遣を随時可能
とする恒久法の制定を政府に要望した。
外国への武器輸出三原則については、このままでいくと、最先端技術の獲得が出来ず、日米防衛協力にも支障が出てくる事を懸念するとした。
そのため世界平和と安全に寄与する武器輸出は容認する方針に変えるが、三原則の
例外的緩和として、早急に、国際的共同開発や生産に参加する事。共同開発した
戦備品の相手国から第三国移転のの容認。テロ海賊対策支援この三点の見直しを
進言しています。
なお「早期警戒衛星の開発」についてはまだ検討の余地があると言う事で今回は
先送りとなりました。
是をみると相当踏み込んだ、防衛方針の答申となって居ます。
これは年末に改定予定の「防衛計画の大綱」の叩き台となります。
ただ、民主党が天下をとれば陽の目を見ないで消し去られる可能性が大です。
国民の生命と財産を守り平和な社会生活を維持する国防は、日本国として国政を
やっていくためには極めて大切な事です。
日本人はかって前の大戦で過ちを犯し痛い目に遭いました。
国防や軍備に関する事は全てタブー視されそれを言い出す者は、国賊扱いで非難 
された経緯があります。   
しかしそれだからと全てを否定するのは、過ちを重ねる事にならないか?
民社党や共産党の言う事も判らないではないが、そのまま信じて國を滅ぼす様な
事があってはなりません。
この点を国民は今真剣に考える時が来たのではないかと思います。
国防は國の基本だと言う事を改めて考えて見たいと思います。