日々好日

さて今日のニュースは

高速道路料金無料化について

2009-08-10 08:00:21 | Weblog
現在選挙対策の一環ではと疑われる高速道路料金の「叩き売り」とも思われる値引きが行われて居ます。
但し地方高速でETC登載の車で期限限定で行われて居ます。
今まで土曜日曜に限られて居たETC登載乗用車等でしたが、盆を挟んで、平日にも拡大しました。
8月6~9日。8月13~16日の8日間は1000円で乗り放題です。
またトラック等大型車も盆を挟み月火水を今まで深夜半額が終日半額となります。
8月3~5日。10~12日。17日18日の8日間終日半額です。
そして申し出で土日3割引きの観光バスもETC登載の乗車と同じく8月6~9日
8月13~16日の8日間は3割引きです。
これはETC登載の利用者にとっては大変アリガタイ特典ですが、ETCが登載
出来ない者にとっては甚だ腹立たしい限りです。
そのつけは、国民やETCが登載出来ない者にもろに懸かってきます。
民主党は高速道路の無料化をマニフェストの目玉としています。
過去の高速道路建設で出来た借金の残高は31兆円余りあります。
是を小泉政権は旧道路公団から、日本高速道路保有債務返済機構と言う独立行政 法人引き継がせ、
高速道路会社6社に施設を貸し付けて料金収入を借金返済に充ててる様に取り決めました。
これで税金を使わず45年間で借金ゼロになり無料化が出来ると約束しました。
現在はこの論法がいささかアヤシクなってきました。
これに対し民主党の無料化案は、機構の負債を國が引き継ぎ60年掛けて国債で償還して行く、
是だと毎年1兆3千億円が必要となります。
是で高速を利用しない人も皆同じく税金でひっかぶる訳です。
又高速道路の維持管理費は当面無料化しない東京首都高速や阪神高速の料金収入を
充てると言う案です。
この民主党案では東京や阪神に全国の高速の維持管理費を受け持って貰うと言う。
何か不公平な感じがします。
現在行われて居る高速道路料金の「たたき売る」はETC登載促進等の名目で機構
の負債を08年補正予算で5千億円の財源で國が買った様な状態で進んでいます。
是は2年間限定で11年以降も継続すると更なる財源を必要とします。
何れにしても、高速道路は「受益者負担」が崩れ国民総負担になってきています。
「受益者負担」はガソリン暫定税率の時も問題になりましたが、段々アヤフヤに
なって来たのは時代の趨勢なのでしょうか?