日々好日

さて今日のニュースは

平野官房長官更迭か?

2010-04-26 09:59:05 | Weblog
この処低迷する鳩山内閣支持率で何かと動きが出てきました。

その動きの一つとして民主党や政府の一部で急浮上したのが平野官房長官更迭論です。
平野官房長官は鳩山首相側近の一人として内閣発足時に官房長官に抜てきされた人です。

平野氏はパナソニック電器労組上がりの労働貴族議員と言われ、国会対策等で腕を振るった
議員の一人です。

平野官房長官は就任直後から何かと問題が多かった様です。

まず内閣発足の記者会見を大手メディアの記者と外国特派員に限り、ネット関係やフリーの
ジャーナリストを排除し、可成り非難されました。

新任大臣の発表は是まで官房長官の大事な役目でしたが、鳩山政権発足時の新任大臣の
所信発表は是までの官僚の作文を読み上げる事を廃止して各大臣が自由に発表すると言う
新しい方式をし、官房長官の出る幕はなくなりました。

その後鳩山首相が誰とも相談無しで次々と新政策を発表して、周りの人達はその度右往左往
させられ官房長官は尻ぬぐいに大わらわの状態です。

平野官房長官が女房役を果たしていないと言われる一端はこの鳩山首相の性格が災いして
居るとも言えます。

また鳩山内閣の担当大臣はそれぞれ独自に政策を打ち上げ、鳩山首相が其れを打ち消したり
てんやわんやの状態で、官房長官さえ、つんぼ桟敷の置かれた状態が何回か有り一体この
内閣はどうなって居るのだと思われる事もありました。

また外国人地方参政権問題や普天間基地移転問題では官房長官として独自に行動した向きも
あって是までの官房長官とは異なった動きをした事も事実です。

また小沢幹事長と前原国交相と対立になった高速道路料金問題。ゆうちょ銀行預入限度額
の問題では亀井大臣の独走であわや連立も危ないと言われる様になった時も官房長官として
調整が出来ず鳩山首相を矢面に立てた責任も追及されて居ます。

いずれ今後最大の課題普天間移設5月決着は相当困難視されその責任の全てを平野官房長官
に押しつけて鳩山政権の延命策を図ろうと言う動きらしい。

ただ現在の鳩山政権の迷走ぶりからから言ってただ平野官房長官をスケープゴートに挙げた
位で納まるものではない事は明らかです。

当然鳩山首相の引責辞任の問題が起きて来ると思います。

政府や民主党が其れを恐れて平野官房長官更迭に止めたいとの動きと見るのが妥当かも。