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小沢幹事長3回目の事情聴取受ける

2010-05-17 09:04:43 | Weblog
東京地検特捜部は、東京第5検察審査会の「起訴相当」の決議を受け、再捜査の一環と
して小沢幹事長を「被疑者」として第3回目の事情聴取を行いました。

先に検察審査会は不起訴になった小沢幹事長と元秘書等の共犯関係が推認されるとして、
「起訴相当」と決議しました。

是を受け、今回特捜部が虚偽記入へ積極的関与の有無を再度確認したものと思われます。

検察審査会は石川元秘書が04年分を提出する際、小沢氏に報告・相談したと供述した事と
同じく池田元秘書が05年分を提出前に小沢氏に説明了承を得たとする供述を直接的証拠
として挙げて居ます。

我々の常識では当然そうあろうと、推測されるが是が法律の世界では、証拠としては充分
な証明にならないので厄介です。

この供述だけでは、裁判を維持し有罪判決にするには十分な証拠にならないと、検察側は 
嫌疑不十分で不起訴としていました。

小沢幹事長の事情聴取は、4時間半に亘り行われましたが、小沢氏は再度関与を
全面否定しました。

検察庁を目の仇に対決姿勢を取って居た小沢氏でしたが、この頃は検察側の再調査で身の 
潔白を証明したいと方針転換し事情聴取等には協力姿勢を見せて居ます。

あれだけ調べて新しい証拠が出て来なかったので、検察側の再度の不起訴処分を期待して
居る様ですが、今回は不起訴処分が出たら、検察審査会が再度起訴相当の決議を致します。
その後裁判所が検察官役の指定弁護士を立てて強制起訴で裁判を行います。

此処で色々な問題が起きる可能性があります。

まず地検特捜部で起訴に持ち込めるだけに新たな証拠を見つける事が出来るかと言う事。
再度不起訴にしたら世間の目が厳しくなる事。また検察側の起訴する権利が危うくなる事。
あれだけの大物政治家を起訴するからには検察側も相当のリスクを覚悟しなくてはならない
事です。

三権分立は建前の事で、実際はそう簡単なものではない現実がありそうです。

何れにしても決定如何では日本の政界をひっくり返す大事件になる可能性は大である。