日々好日

さて今日のニュースは

赤松農水相不信任案提出?

2010-05-20 16:32:02 | Weblog
自民党は宮崎の口蹄疫被害の初動対策の遅れに対し赤松農水相不信任案提出を検討して居る
旨発表しました。

これはまず宮崎県畜農業者にとっては少しの気休めになるかも知れません。

3月に発生していたのに手違いが続きやっと4月に入り口蹄疫感染が確認されました。
其れなのに軽く見たのか、自分は大して緊急の用もないのに連休利用の外遊とは呆れて
ものが言えません。

その後宮崎入りし視察を行いましたが適切な対策も打たず事が大きくなって初めて政府は
口蹄疫対策本部を立ち上げると言う後手にまわった対応の仕方です。

これは今まで自民党政権時代と同じ政府のパターンです。

対策がないまま10万頭が口蹄疫感染もしくは感染の疑いで処分されました。
宮崎県は畜農業の壊滅を恐れ緊急事態宣言を発し、移動の禁止、立ち入り規制や消毒の徹底
感染の恐れの有るものの処分勧告等を行いました。

畜農業者にとっては感染の恐れが有るから処分に協力せよと言われても、自分の生活が、
かかって居るのでそう簡単に応じる訳にはいきません。

そこで政府が牛1頭に60万円。豚1頭に3万5千円の補償で感染疑惑の20万5000頭
の牛や豚をワクチン接種後殺処分する方針を打ち出しました。

一口に牛5万頭豚15万5千頭と言うがこれがどれだけ膨大なものか我々にも理解出来ます。
大変な事態になったものです。

今はどうにか宮崎県に限定され封じ込みが成功して居るやに思いますが、なにせ口蹄疫は、
空気感染との事何処に飛び火するか予想がつきません。

もしその様な事態になったら日本国中パニックになる可能性があります。

口蹄疫の牛の肉を食べても害はないと言われて居ますが、人間にも感染する恐れがあると
言う。

まさかと思うが人間によだれが止まらず手や足に水疱が出来ヨロヨロと歩行困難な人が出て
来るとは考えたくない事です。

言える事はこの様な大きな事態になる前にもっと適切な手が打てなかったかと言う事です。

是は自民党政権が続いて居ても同じ事だったかも知れませんが、担当の赤松農水相がもっと
適切な対応をしていたら事態は変わって居たかも知れません。

まあどっちもどっちですが今回の赤松農水相の不信任案提出も理解できます。

責任問題を云々したい気持ちも判ります。

問題は是をどう早期に収束させるかではないでしょうか。


争乱のバンコク

2010-05-20 08:24:45 | Weblog
ほほえみの國と言われ比較的治安の良い國として定評のあったタイで今内乱さながらの
市街戦が起きて居ます。

事の起こりは庶民を代表するタクシン前首相とエリートの現アピシット首相との確執がある。
タクシン氏は不正蓄財疑惑で追われ国外に亡命したが、是を支持する低所得層とか地方の 
支持者がタクシン氏の復権を願い赤シャツを着て執拗な抗議行動に出ました。

長期に亘り國の政治経済が麻痺する事態が発生し、とうとうデモ隊と治安部隊が衝突して
日本人カメラを含め数人の死者が出て一挙に緊迫度が増しました。

今回の騒動はタクシン派幹部が抗議行動の集結を宣言した事に反感を持った過激派が暴走し
暴徒化した事から内戦状態になった。

政府は昨日早朝から完全武装の治安部隊1万5千人を投入し装甲車20台でタクシン派が
占拠して居るルンピニ公園を攻撃しました。

暴徒が逃げアチコチで放火、破壊行為や略奪行為等を起こして騒ぎは分散化しました。
日本人が多く住む地域にも暴徒がおし寄せるのではないかと一時緊張が走ったが幸いにも
今の処大した被害は出てない模様です。

この衝突でイタリア記者や軍兵士を含み6人が死亡約60名が負傷したらしい。

この様な騒動が何故起きたのか?
躍進するタイ経済の狭間に取り残された民衆の格差に対する不満の爆発ではなかろうか?
そん簡単な理由だけではない事は百も承知です。

これは決して他所事では済まされません。

日本にも雇用不安。普天間基地問題。政治とカネの問題。或るは宮崎の口蹄疫問題等々
国民の不満は限界に達しようとしています。

為政者の対応の仕方如何では、何時爆発してもおかしくない状況です。

鳩山政権もこの事をよく考えて今後の政権運営に当たって欲しいものです。