公益法人仕分け明日から始まる

普天間基地移設や小沢幹事長起訴相当決議等この処大きな問題が続いて居ます。

国民が注目して居る行政刷新会議が行う業務仕分けもどうやら陰が薄れ、二番煎じの感が
否めません。

いよいよ明日から４日間公益法人の業務仕分けが始まります。

政府は、これに先立ち昨日、行政刷新会議を開き６７公益法人と３特別民間法人合計７０の
法人の８２事業を仕分ける事を決定しました。

なお当初有力候補の全国知事会等一部法人や団体は事前に天下りや対象事業の自主的廃止が
伝えられた事から仕分け対象から外されたが、是は何か政治色の強い疑惑が感じられます。

今回の公益法人のターゲットは國から独占的受注を受けて居る事業所。受注後他の企業に、
丸投げして居る事業所。地方都道府県に委託して居る事業所等を主体に独占的実施や天下り
の実体を明らかにして是正するのが狙いです。

國の委託を独占的に行って居る全日本交通安全協会の「運転免許更新時講習」や日本防火
協会の「防災管理者資格認定講習」等が槍玉に挙がって居ます。

そして先日疑惑が浮上した日本宝くじ協会や、競輪のＪＫＡ、空港駐車場を管理する空港
環境整備協会等も挙げられます。

このうち日本宝くじ協会は売上金配分の中で３６０億円ものカネが１２５公益法人に流され
て居た事が判明し是は各公益法人への「隠れ補助金」ではないかとの疑惑が浮上してきました。

現在國が所管する公益法人は約６６００と言われその殆どに官僚ＯＢの天下りが居ます。
そして公益法人の中には何ら法律上根拠のない事業を独占的行い其れが天下りの温床に
なって居るのが実体です。

今回は、事業委託や権限付与。補助金と公益法人を見直して、改革の手助けをしようと言う目論見です。

その為年間１千万円以上の補助金があり、複数の天下り官僚が居る所が選ばれました。

今回も仕分けの議論は公開で行われ、また状況はネットで流される予定です。

ただこの業見仕分けは法的には拘束力を持たない政治ショー的な性格を持って居ます。

今後、此処で仕分けられた事業が果たしてどうなるか？

最後まで結果を注目しなくては折角の業務仕分けが意味をなさないではないでしょうか？　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

深夜国会で得るものは？

何か末期的症状が出て来た鳩山政権、或るメディアの内閣支持率の世論調査では
既に２０%を切ったと発表するものまで現れてきました。

しかしそれと連動して自民党の支持が伸びないのが是また不思議な現象です。

処で昨夜は、小沢幹事長の政治とカネの問題や普天間基地移転で政府与党を追い詰めたい
野党と出来れば早く国会を終われ参院戦に全力を注ぎたい民主党与党、しかし国民新党は
郵政関連法案を是非今国会で成立させたいと焦り、また社民党もこの国会で派遣法改正案を
成立させたい思惑が交錯して、昼から開かれた各党の国会対策委員会は紛糾してやっと
８時間後午後８時に開催されました。

午後８時と言えば通常なら遅れに遅れてやっと国会が閉廷しましたと言う時間です。
この時間から一体何を審議しようと言うのでしょうか？

早速上程されされた郵政関連法案趣旨説明の間に野党議員はゾロゾロと退席する始末です。
何を審議したのか判らないが閉廷は深夜の１１時だったと言う。

我々老人にとってはグッスリの時間です。

全くご苦労さんです。
ご本人達は真面目に國のため獅子奮闘して居る積もりでも国民の目にはバカバカしくて、
付き合って居られないと言う気持ちです。

国民を忘れ党利党略に走ると、与党野党に拘わらず国民から見離される事を覚悟して頂き
たいものです。