PAC3を全国展開？

来週閣議決定される２０１１年からの「防衛計画大綱」別表案が判明したと言う。

これによると航空自衛隊の地対空誘導パトリオットＰＡＣ３を全国配備にする。

海上自衛隊のイージス艦６隻全てに弾道ミサイル邀撃機能を搭載させる。
潜水艦を現在の１６隻から２２隻に増強する。

陸上自衛隊の戦車を現在の６００両から４００両に削減する。
火砲を６００門から４００門に削減する。

北朝鮮の弾道ミサイルへの防衛強化と沖縄県南諸島での警戒監視強化に当たらせる
事としたとの事です。

現在日本でのパトリオット配備は８高射隊に配備されて居ると言う。

パトリオットはＰＡＣ２とＰＡＣ３があります。

ＰＡＣ２は発射機５基で各コンテナに１発のミサイルを格納して居るコンテナ４個を
保有しています。

ＰＡＣ３は小型で１つのコンテナに４発のミサイルを格納するコンテナ４個したがって
ミサイルは１６発を保有しています。

ＰＡＣ３を移動させる時は発射台やアンテナ車両無線中継車両複数ミサイル発射トレーラー
電源車。情報制御調整車等１０台以上の数の車両が動く事になります。

現在１６発発射可能の発射機２基のＰＡＣ３と４発発射可能の発射機３基のＰＡＣ２が
併せて配備されて居るとか。

現在は入間。習志野。霞が浦。浜松等の高射部隊に配備されて居るが是が今後日本全国の
高射部隊に配置される事になる模様です。

日本中が北朝鮮や中国に対し防衛態勢を強めて行く様で、何か心配な事の様に思えて
なりません。

税制改革で再び消費税討議を

民主党政権は国民の安心実現には「社会保障機能強化」と「財政健全化」を
同時に達成する事だと基本方針を決めた模様です。

このため政府与党は、「社会保障改革検討本部」で年金医療等社会保障の
安定財源確保のため消費税を含む税制改革の成案を来年半ばまでに作成し、
国民的合意を得て実現を図る事を決め近く閣議決定する事としたと言う。

前の参議院選で民主党は手痛い敗北をしその原因の一つが消費税議論だと
言われましたが今回敢えてまたこの消費税論議を持ち出した真意は何処に
あるのか？

菅首相はかねてから「強い経済。強い財政。強い社会保障」の実現を提言
しています。

しかし現実は日本経済はアジア等の新興国に押され不況から完全には脱却
出来ず踊り場にあって少しずつ後退しているのではと言われて居ます。

又財政も世界主要国の中で一番の借金大国で借金残は１０００兆円にも
届こうかと言う状況です。

社会保障面では年金。地域医療。子育て環境等への国民の不安や不満は
強く、雇用や生活保護等セーフティーネット機能も低下して居ます。

この様な状況の中で政治はねじれ国会で与野党が激しく対立し何ら用を
なさない状態です。

お互いに党利党略に走り相手を貶す事に終始して居る始末です。

民主党政権は、一体的改革を実現するために超党派の常設会議として、
与野党議員と有識者からなる「社会保障諮問会」等の設置を呼びかけて
居るが各党の反応は厳しい状況です。

兎に角民主党政権は、各政党に呼びかけ消費税論議を行い国民の納得を得る
様に画策して居る様ですが仲々先の見えない提言の様に思えてなりません。