日々好日

さて今日のニュースは

11年度予算案の内容を見る

2010-12-25 09:00:43 | Weblog
昨日閣議決定した11年度予算案の内容を見てみたいと思います。

今回の予算案は政策ありきが先行し裏付けの財源捻出に苦労したと言うのが
偽らざる本音ではないか。

本格的民主党政権の実績作りにこの11年度予算案作成が有ります

政権公約を最大限盛り込む政策が先行したが、さてその財源はと言う点で
行き詰まり難航したかに見えました。

それでも菅首相の成長戦略優先で企業優先、雇用確保子供手当の充実等に
配意した予算と自画自賛の予算案と言えます。

予算総額は92兆4116億円と過去最大規模となった。

一般歳出54兆780億円。国債21兆5491億円。地方交付金16兆
7845億円です。

収入は税収40兆9270億円。国債発行44兆2980億円。税外収入
7兆円で、今年も税収を上回る国債発行で赤字補填しました。

税外収入には事業仕分けの対象になった鉄建機構等の1兆4000億円等が
含まれます。
                                                                
毎年1兆円は増加する社会保障費は28兆7078億円です。

子供手当上積みや農家所得補償拡大、雇用保険を受けられない失業者支援等の
マニフェスト関連が3兆6000億円です。

なお事業仕分けで出てきた3000億円のムダ金が削減されました。

さてこの予算案が果たして我々国民の為になる予算案なのか?

その前にこの予算案が果たして来年春の通常国会で成立するのかその方が
心配になってきました。




2011年度予算案閣議決定

2010-12-25 08:05:51 | Weblog
財源不足で心配された11年度予算案はどうにか年内に間に合って昨日閣議決定
されました。

後は是を来春の通常国会でどう成立させるかの最大の問題になりました。

まず野党は先般問責決議された仙谷官房長官等の出席する如何なる審議の場も
拒否すると強い方針です。

是では国会審議処ではなく国会の開会さえ危ぶまれる状況です。

是に対し民主党内でも仙谷官房長官等を切って内閣改造で乗り切ると言う案が浮上
して居るらしい。

内堀を埋められた大阪城の様になる事を選択して菅内閣果たして其処まで言いなりに
なりきれるか?

また民主党は何とかねじれ国会を有利にするため「立ち上がれ日本」に連立を呼びかけ
た事実が暴露されました。
しかし衆参6名では何の足しにもなりません。

頼みにしていた公明党は完全に自民党と歩調を合わせ打倒菅政権に回りました。
みんなの党の渡辺代表からはコテンパーにこき下ろされ、再縁を願った社民党からも
厳しい条件を突きつけられたが当然相容れない党同士の連立は無理な話でこれも、
望み薄い感じです。

将に四面楚歌とはこの事でしょう。

しかし政治の世界では世間の常識は通用しない世界ですから何があってもオカシクない
状況でどの様な展開になるか予測不能です。

来春通常国会で11年度予算案が審議され衆院可決されれば喩え参院で否決されても
衆院決議優先で予算案は成立します。

が是を裏付ける財源確保の関連法案が否決されれば、予算の執行は出来ず折角成立
した予算案は死んでしまいます。

社民党等と連立政権を組み、衆院の3分の2を確保して居た時は喩え参院で否決され
ても衆院で3分の2で再可決が出来ました。

是が出来なくなった今、自民党政権時代に苦しめた民主党への因果応報と言う者も
居ます。

何れにしても国民にとっては迷惑千万な話しです。

ここで自民公明が国民の為でなく自党のため動いたら恐らく予算案は潰れるでしょう。
勿論政権も吹っ飛ぶでしょう。

其処までして掴んだ政権を果たして国民が評価するかはまた別問題ではないでしょうか?