小沢氏国会招致と分党の動き

期待を込めて誕生した菅政権でしたが半年もしないうちに信用を
失い今や政権崩壊の瀬戸際まで追い込まれて居ます。

此程急激な国民の離反は珍しいと言われて居ます。

菅政権が次々と打ち出す政策は大変国民に期待を持たせましたが
反対意見が出ると成る程と直ぐ引っ込めてしまい全く信用を失し
党内外とも危機的立場にあるとも言われます。

この様な中肝心の民主党内も二つに分かれ権力闘争に明け暮れて
居るのではと思われます。

臨時国会はご存じの様に仙谷官房長官等の参院での問責決議で喧嘩
別れしてしました。

野党は小沢氏国会招致を強く叫び、仙谷氏等の罷免と共に是を
実施しないと国会召集手続きには応じないとさえ言う強腰です。

是に対し岡田幹事長は脱小沢を旗印に小沢氏を人身御供に此の窮地を
抜け出たいと画策して居る様です。

処が党内最大の党員を擁する小沢支持派としては是は許される事では
無く問責決議にしたがい仙谷氏等の辞任が先だと反論しています。

この相反する動きに対し小沢支持派は分党の動きさえあると言う。

その騒ぎの中で渦中の小沢氏と鳩山元総理それに弟の鳩山元法相、
それに新党改革の桝添氏と言う異例なメンバーの会談が行われて
今の菅総理の政治姿勢について批判したと言うニュースが流れた。

時を同じくして自民党政権時代に大連立で動いた財界のドンが自民党
谷垣総裁や森元総理等と会談がもたれまたもや大連立が再燃かとの
噂がはしりました。

この二つの流れは小沢氏の分党かそれとも自民党との大連立による
政界再編かの充分な証拠になり得る動きです。

小沢氏自身は民主党政権のため身を粉にして働くと盛んに力説して
否定して居ますが取り巻く周りの人達は結構本気で分党を考えて
居るのではとの動きもあるとか。

又自民党との大連立はこの前失敗に終わり懲りているのか慎重になって
居る様で菅総理も谷垣総裁も否定はして居るが可能性も示唆する言葉が
伺われるのは少し読み過ぎか？

何れにしての開会前にニッチもサッチも行かなくなつた国会運営を、
どうにかしようと言う動きで現在デワデワ話しで「そうでわないか」
の域を出てない話しです。

兎に角この大事な時に内輪もめしている場合かと国民は皆イライラ
して見守って居ます。

一刻も早くどうにか決着をつけて正常な国会運営を期待します。