日々好日

さて今日のニュースは

とうとう節電も商売の対象になるか?

2012-07-08 07:24:55 | Weblog
関電・東電・中部電力会社が米国に倣い「ネガワット取引」を7月から導入。

ネガワット取引とは例えば毎週金曜日、翌週の電力使用率が97%を超えると
見込まれる日時と必要な電力を予測の情報を専用サイト等に流す。

ネガワット取引に参加する企業は事前に登録し、節電可能な時間と前週同曜日
同時間と比較した節電量と、1キロ当たりの希望単価を入札します。

電力会社は募集した節電量の範囲で単価の安い順に落札します。

節電を達成した企業には対価を支払います。
節電量が90%未満の場合は、落札価格の倍の価格を「未達成補償金」として
電力会社に入札企業は支払わねばなりません。

契約電力500キロ以上の大口企業に限られています。
関電関係では該当企業7000社の内15社が登録済みです。

此に関連して複数のビル・工場・スーパー等の小口顧客を対象にしたネガワット
取引も始められました。

此は間にまとめ役「アグリゲーター」が、節電を取り纏めて、自分が管理する
顧客に指南や遠隔操作で節電を行い節電出来た分を電力会社から受け取り分配
します。

遣り方は大口のネガワット取引と全く同じです。

関電は18事業者。東電は9事業者。中電は2業者が契約して居るとか。

今後電力不足が現実なものになって来ると実際取引が開始されるでしょう。

経産省もこのネガワット取引を全国電力会社に拡大して行く構えらしい。

どうやら「入る依り出を抑える」方針に切り替えた様だ。

しかし少しアコギナ感じがします。

節電したら褒美をやって、節電出来なかったら倍の罰金を取る。

欧米の遣り方にすっかり日本もなってしまいましたね。