日々好日

さて今日のニュースは

保守王国山口県知事選が問いかけるもの

2012-07-30 08:24:16 | Weblog
4期16年務め任期満了で引退した山口県知事の新しい知事を
選ぶ山口知事戦は昨日投開票が行われ、自民公明推薦の旧官僚
の山本候補が選出されました。

今回の山口県知事選は、脱原発・オスプレ配備反対が争点と言わ
れNPO法人所長の飯田候補との一騎打ちと見られて居た。

両候補とも脱原発を掲げての選挙戦でしたが、山本候補は脱原発
だけが県政ではないとしながらも、上関原発建設には計画凍結を
掲げていました。

一方飯田候補は上関原発建設白紙撤廃を訴え、自然エネルギィー
による地域活性化策まで踏み込んでの選挙戦でした。

結果は戦後公選された5人の知事が全て官僚出身と言うジンクスを
破る事無く今回又も官僚出身の知事を選びました。

ただ今回の知事選では上関原発建設反対が77%と言う高率であり
ながら脱原発を掲げる知事選出には至りませんでした。

また歴代の総理大臣を選出し、保守王国と言われた長州山口県にも
無党派層の拡大、既成政党離れの風が吹いた様ですね。

官僚で自民・公明が推薦する山本候補は、橋本大阪市長のブレンを
務めたと言う、謂わば無党派の代表格飯田候補から追い詰められた
が辛くも逃げ切ったと言う処です。

今回辛くも勝利した山本新知事は脱原発を掲げては居るが、推進派
ではない。

またオスプレ岩国基地搬入のも反対の姿勢を示して居るので、県民
としては、大変判りずらい選挙戦だった様にも思われる。

今度の山口知事選では矢張り官僚出身の知事を選出した事。
確実に無党派拡大で、既成政党離れが保守王国でさえ進んで居る事。
脱原発での選挙戦の難しさがハッキリした事等々です・・・

衆院解散は何時か?

2012-07-30 07:01:46 | Weblog
今年になって何度、衆院解散総選挙が囁かれた事でしょう。

解散は3月危機説の時、其れが6月だ8月だと次々と延ばされて今や9月の
民主党代表選まで無事生き残る公算が大となりました。

自民・公明は社会保障と税一体改革で三党合意に達し、消費税増税関連法案の
成立までは協力するが、成立後は直ちに解散して民意に問う事を要求。

此に対し民主党はあれだけ法案成立に固持して居たにも関わらずこの頃は党内
の分裂を恐れてか、法案成立を先延ばしして、衆院解散に積極的ではない様だ。

今回岡田副総理がこのまま年末まで自民公明の協力で、2013年の予算案や
税制改正案を取り纏め、来年通常国会冒頭で衆院解散はどうかと虫の良い提案
を自民党に持ちかけ、拒否されて居た事がすっぱ抜かれました。

今国会中の解散を目論む自民党にとってはとても受け入れられない提案です。

今回の暴露話しは7月上旬一体改革関連法案の衆院通過協力に対し、自民党派閥
会長と逢った際、岡田副総裁が申し入れたものとの事。

岡田氏はこの三党合意の枠組みで公債発行特例法案や他の重要法案も成立させたい
意向の様ですが、自民党等もそんなに甘くはありません。

法案成立後直ちに民意に問う事は極く当たり前の事で、これは自民党が言う事に
理があるように思われます。

出来れば2012年度の予算執行が出来る様、公債法を成立さてからのいち早い
解散総選挙を望みます。