日々好日

さて今日のニュースは

民主党歴代首相の国家成長戦略今回は実になるのか?

2012-07-29 14:08:19 | Weblog
民主党政権になって鳩山・菅首相とこれまで国家成長戦略と銘打って
色々な政策を計画し実行しようとしたが、残念ながら殆ど実をなさず
立ち枯れ状態です。

今回野田世間も此までの国家成長戦略を、新たに国家再生成長戦略と
して衣替えして近く閣議決定に持ち込む所存らしい。

前の菅内閣の時、大きく取り上げられたエネルギィー問題と環境問題
を大きく見直しました。

環境産業を基本とするグリーン成長戦略。
医療介護健康関連産業を基本とするライフ成長戦略。
農業・漁業振興による成長戦略。

この三つの柱で2020年までに100兆円規模の新しいビジネスを
生み出して、480万人の雇傭を確保すると言うまるで夢の様な計画。

少なくとも実質GDPを2%、名目GDPを3%%アップ出来ると強腰。

具体的には高齢化社会に対応化し介護・医療関連の雇傭をバックアップす。
最先端のロボット技術を介護分野に導入し新しい産業を創出する。

次世代自動車への変換を図る。
電気自動車普通充電機200万基設置。急速充電機5000基設置する。
我が国が開発したリチウムイオン電池を世界に向けて売り出しシェアを
80%獲得する。

等々11分野に亘り450政策を具体的に挙げて今後の国家再生成長戦略
として脱デフレの切り札にしたい処です。

大変結構な国家再生成長戦略ですが底に流れるのは官僚の思いで綴られた
作文の様な気がしてなりません。

恐らく此処に挙げられて居る政策等現閣僚等余り知らされて無いのでは
ないでしょうか?

自民党が作成した「国家強靱化法」と似た様な物で官僚が画く日本再生
スケジュールとも云えるのではないか?

誰もそんなもの信じていないと言うのが偽らざる本心では・・・



どうなる諫早干拓開門問題

2012-07-29 07:36:39 | Weblog
有明海の汚濁は全て諫早干拓にあると主張する有明海漁民や佐賀県が
起こした訴訟がなされました。

佐賀地裁が出した判決は開門して実害を証明せよと言う無茶クチャな
物だったが此を福岡高裁が認め、民主党政権が控訴を断念して一応
決着したかに見えました。

が長崎県は既に干拓地で農業が始まり、もし開門となると折角の干拓
事業が水泡に帰すと言う事態になっています。

其処で國は形ばかりの制限開門を実施する事で長崎県の説得に当たった。

制限開門は実害あって実利なしの全く無意味な開門方法とも言えます。

佐賀県もその事が判って居るのであくまで全面開門を迫ります。

そもそも諫早干拓は戦後食糧難時代国策として、東北の八郎潟干拓や
中国の児島湾干拓と並び有明海干拓が計画されました。

八郎潟や児島湾干拓は無事完了したが、九州の有明海干拓は強力な
反対で頓挫してしまいました。

やがて九州南部開発総合事業と名を変えて何回も討議されたが埒が
開かず、最終的には干拓と同時に防災に重きを置く諫早干拓として
縮小され蘇りました。

沿岸部分が潮被害で何回も冠水し諫早水害の折には大変な被害が出て
死亡者を出して事もあって、干拓の大半は淡水化し湖として農業用水
に活用する事で話しがつきました。

処が折からの天候異変で有明海の貝や海苔養殖に被害が出て来て此は
諫早干拓のせいと言う事で裁判沙汰になりました。

勿論此には当時地球環境破壊問題や国家公共事業への批判等がからみ
あって大変微妙な時期に、諫早干拓が完成しギロチンと言う大々的な
締め切りイベントを行い世論の反感を買いました。

又丁度判決が出て政権交代が起き、公共事業停止・環境破壊反対と云う
事で一挙に諫早開拓は生け贄にされた。

農地の確保のため佐賀県や熊本県には諫早干拓の数倍もの干拓が容認され
長崎県だけどうしてダメなのかと言う論点があります。

それに長崎県には、宏大な熊本新港埋め立て・佐賀空港建設・福岡県の
三池築港や筑後川井関問題等は論争にならずただ諫早干拓だけが狙い撃ち
されるのは心外と言う事があります。

当然あれだけの事業をしたのだから影響がある事は認めるがその全てを
諫早干拓が被る事には不服があります。

しかし公共事業削減・環境破壊反対の流れでは長崎県には不利な状況です。

國が説得して推進した事業を國が今度は反対する。

振り回される国民は堪ったものではない。

今回國が提案したのは干拓農園の代替水源として海水淡水化技術の活用で
海水を真水に替えると言う事です。

この技術は離島等で応用されて居るが大量の農業用水を賄うには相当のカネ
が必要となって来るのでは・・・

何れにしても部分開門では実害あって実利なしと改めて言いたい。

長崎県も干拓事業や沿岸住民の災害対策に関わる事ですから下手な妥協は
許されません。

この問題は一部漁業者が國から弁償金を沢山巻き上げるための反対とも噂
されて居ますので、解決は難しい様だ。

沈没寸前?民主党代表選野田首相再選?

2012-07-29 06:44:34 | Weblog
小沢氏離党以来ガタガタしてきた民主党ですが、仲々しぶとく生き延びて
居る様ですね。

参院の議員構成ではその差1人となって、第1党の座もアヤシクなって来た。

野田政権が政治生命を賭けて迄法案成立させると言った社会保障と税一体改革
関連法案は重要部分は先送りで三党合意が出来て、どうにか成立の目途が立ち
ました。

自民党はこの際法案成立と同時に、衆院解散総選挙で民意に問うべきだと盛んに
衆院解散を迫ります。

民主党政権としては9月に行われる民主党代表選で新たな代表を選び政権をタライ
回しにしてあくまで政権の座にしがみつこうとして居る様な感じ。

その問題の民主党次期代表選が急速に動き出した様だ。

その口火を切ったのが輿石幹事長です。

幹事長の立場としては野田代表の再選を支持しなければオカシイと本心は別にして
参院で強い影響力を持つ輿石幹事長の発言で一挙に動き出した感がある。

野田氏の対抗馬として消費税増税には徹底反対。マニフェスト即時実施と未だに
理想論を叫ぶ鳩山氏がいますが、党内での影響力は今一つで余り人気は無い様だ。

次期民主党の顔と待望論がある前原政調会長や玄葉外相ですが、今回は野田代表を
支持する事をすでに表明しています。

他に首相と間を置く馬淵元国交相が下馬評に挙がって居るとか。

選挙になれば消費税増税法案に反対票を投じ、民主党に残った造反議員達です。

当然鳩山氏と結び野田代表再選を必至に阻止して来る事もあり得る事です。

場合によっては再度分裂の可能性が出て来たとも云えます。

民主党は代表選を9月21日に実施予定で、輿石幹事長は8月上旬に両院議員総会
を開き日程を正式に決定する意向を明らかにしました。

どうやら民主党は8月に消費税増税法案を成立させて、9月に新たな代表を選ぶ
方針に変更は無い様な構えらしいですね。