日々好日

さて今日のニュースは

世界同時株高アベノミクスに追い風か?

2013-03-07 08:14:12 | Weblog
先日は次期日銀総裁候補が国会でデフレ脱却には何でもすると政府に従順な所を表明し
思い切った金融緩和を断行する意志を示しました。

一方ニューヨーク株式市場では世界的景気回復の期待感で株価高騰し2007年以来
5年5ケ月振り終値史上最高値を更新したとの事。

此を受け欧州市場・東京株式市場も軒並みに株が買い込まれ世界同時株高の様相を呈
して居るとの事。

特に東京市場は4年振りに1万9000円を回復しリーマンショック以来の高値更新
と言う好況ぶりです。

円安は依然として下落傾向にあって日本経済には追い風と歓迎。

此では円安100円・株高1万3000円も夢でないと期待感が出て来たとする向きも
ある様ですね。

東京市場では輸出関連株等が広い銘柄で買い進まれている模様。

アベノミクスにとってはもっけの幸いな追い風となって居ます。

しかし早急な好転は早急な反転もあり得る事です。

一寸先は闇と云われる経済の動き、今後どうなるか予断は許されない様ですね。

東京高裁前衆院選違憲判決出す

2013-03-07 06:59:09 | Weblog
2011年最高裁大法廷判決で、格差は違憲で速やかに是正を促しました。

処が国会が是正を行わず昨年末衆院選を強行したのは違憲と、東京の弁護士グループ
等が東京1区等の選挙無効を求める訴訟を起こしました。

昨日この訴訟に対し初めて、東京高裁は公職選挙法の区割り規定は違憲の判決を下した。
しかし東京1区の選挙無効は棄却しました。

この訴訟は二つの弁護士グループが全国14の高裁・高裁支部に起こした訴訟の最初の
判決となります。

これらの訴訟に対しては今月末までに、全国で比例代表1件を含め17件の判決が出さ
れる事になって居ます。

この判決の中で最高裁大法廷判決で国会は区割りが違憲と認識できたのに合理的期間内
に是正せず選挙を実施した経過は見過ごせないとした。

最高裁大法廷判決を軽視して衆院選を強行した国会を激しく批判した事になります。

小選挙区をゼロ増5減とする選挙制度改革関連法が昨年末成立し次回選挙で2倍
未満になる事を期待。
国会で投票格差是正の期待が出来る事。

等を考慮して、選挙無効は棄却したとの事です。

前99年選挙での大法廷判決は47都道府県に予め1議席配分する「一人別枠方式」を
否定し、最大格差2・30倍区割りを違憲状態と判断した判決をだした。

今回の訴訟では東京1区・高知3区の格差は2・34倍でした。

被告の東京選管は一人別枠方式の廃止は制度全体の作り替えで区割り早期是正は困難と
反論しています。

此に対し高裁は違憲状態で特段長期間放つて置くのはオカシイ、審議を先行させれば
充分ゼロ増5減の選挙法改正は出来たはずとしています。

全くその通りで、国民には選挙制度改革を直ぐにでも遣る様に約束しながらいざ改正
となると党利党略が優先され仲々決まらない。

自分のクビを締める様な改正案には賛成出来ないとする事も理解できますが、大局的
見地で処して頂きたいものです。

国民とし自分の1票が全国的に5分の1しか値打ちがないと云う事は歯痒い事ですね。