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無茶苦茶な衆院選区割り案

2013-03-29 07:33:15 | Weblog
裁判所から衆院選無効の判決を出され、些か慌てだしたのか衆院選挙区画定審議会が
小選挙区定数、ゼロ増5減の1票格差是正の区割り改定案を安倍首相に勧告しました。

このゼロ増5減の小選挙区定数改定は、あくまで1票格差是正の急場凌ぎでしかない。

今回該当する17都県42選挙区を見直し区割り改定案が作成されました。

区割り改定を急いだため、県民の意向を全く無視した改定が、可成りアチコチに見られる
様で、無理な数合わせが目立つ。

区割り勧告は、2001年以来で法案が成立すれば選挙区比例代表並立制始まってから
最大格差2倍未満実現すると強気の姿勢です。

区割り案は鳥取2区を1として、17都県42区を見直した結果、東京16区1・998倍
を最高に格差は2・0倍以内に抑えられた。

ここで問題は選挙区は単なる数合わせで良いものか?と言う疑問が残ります。
日本では江戸幕府の藩体制の残滓が、今も生きている地域があると言われています。

まさかそんな馬鹿なと言われる向きもあろうかと思うが、日本国政府になって高々200年
足らずです。

昔の藩体制を無視出来ない地域事情も事実ある様です。

其れと現在は経済圏によって自然と住民の生活が成り立って居る現実もあります。

幾ら都市同志が隣り合って居ても、余り交流がないと言う関係が幾らでもあります。

そう言った事を一切無視した数合わせは住民の気持ちを逆撫でする様に思えてならぬ。

大体この小選挙区そのものに問題がある様に思います。

そもそも此の小選挙区制は大政党だった自民党のための選挙体制として定められた経緯
があるやに聞く。

公職法改定の抜本的改革が必要ではないか?

三党合意の国会議員定数削減と抜本改革は、一体何処に行ってしまったのでしょうかね?

この際真剣に国会議員の先生方は衆院選挙の抜本的改革に取り組んで欲しいものです。