日々好日

さて今日のニュースは

日銀白川総裁最後のご奉公は

2013-03-08 07:54:59 | Weblog
今月で任期が切れる白川日銀総裁が最後の金融政策決定会合を開きました。

日銀の新しい後任総裁には黒田アジア開発銀行総裁が国会の承認を得てどうやら本決まり
になりそうですね。

黒田氏は国会の所信聴取で「デフレ脱却のためなら何でも遣ります」と明言しより大規模
な金融緩和断行を示唆しました。

償還期間の長い国債を積極的に買い入れる方針も明らかにしました。

黒田氏は大胆な金融緩和で物価が上がると人々に予想させ消費や設備投資を促し景気回復に
つなげるのが目的としています。

政府一体となって日銀が此から動く事を示唆したと見られます。

此までの日銀の姿勢は政府と間を取って孤高の立場をとり独自性を堅持してきました。
その最後の砦が白川総裁だったのかも知れません。

白川氏は日銀による国債買い入れは國の借金の穴埋めを日銀がして居ると判断され国債の
暴落に繋がりかねないと批判的立場を崩しませんでした。

処が安倍政権になり、日本のデフレ脱却が出来ないのは是までの日銀の金融政策のせいだ
と糾明し政府への協力を迫りました。

これで今まで渋っていた物価上昇率を前年比の2%目標設定を呑み、金融緩和策協力に
賛成させられました。

そんな状況での白川日銀総裁の最後の金融決定会合が注目を浴びました。

白川総裁は国内景気は下げ止まりであるとし、3ケ月連続で上方修正をしました。
国債等資産買い入れ基金の規模は据え置き、追加金融緩和は見送りました。

最後まで意地を通した様ですね。

どちらが良いかは、結果は未だ先にならないと分からないのかも知れませんね。

どうなる憲法改正発議要件の96条見直し

2013-03-08 07:14:30 | Weblog
憲法改正に大変意欲を見せる安倍首相、此に賛同する日本維新の会・みんなの党があります。

前政権だった民主党は改憲派と護憲派が混在し再度分裂する危険性を持って居ます。

処で今回憲法改正の発議要件を定めた憲法96条の見直し問題が出て来ました。

現在憲法96条では、憲法改正発議は衆参両院で国会議員の3分の2以上の賛同が必要と定め
が有ります。

此では憲法改正罷り成らぬと云うのに等しいとして、発議要件緩和が論議され出した。

安倍首相は衆参両院議員の半数の賛同で発議出来る様改正する意向を示しています。

此に対し日本維新の会橋下共同代表・みんなの党渡辺代表も賛成しています。

其処でこの問題を討議する「憲法96条研究会」を日本維新の会・みんなの党そして民主党の
有志議員が集まって初会合を開きました。

問題は民主党です。

現在民主党の主流派は旧社会党系グループで、護憲派の先鋒です。

今回この研究会を立ち上げた維新の会松野幹事長・みんなの党浅尾政調会長等皆民主党からの
転向派です。

民主党で改憲推進派の筆頭は前原元民主党代表等が居ます。

この研究会が出来た事で民主党は、改憲派をあぶり出す踏み絵となって更に分裂含みとなり
そうです。

民主党は政権から離れた途端に民主党政権時代閣僚となつたクラスが次々と民主党を見限り
離党して行っています。

益々民主党は先細り状態になりそうですね。

全て夏の参議院選にかかって居ると云っても過言では無い様ですね。。

それでも民主党は安倍首相と共に改憲に向けて大きく踏み出すのだろうか?