日々好日

さて今日のニュースは

政府辺野古埋め立て見切り発車か?

2013-03-23 09:30:12 | Weblog
政府はとうとう沖縄の諒承無しで米軍普天間基地移設予定地の辺野古沿岸部埋め立て
申請書を沖縄県に提出しました。

公有水面埋め立て法で許可権限を持つ仲井沖縄知事は、申請を一旦受理し当面回答を
保留する意向のようだ。

申請書には埋め立て工事に要する期間を5年と明記。
面積は160ヘクタール。埋め立てに必要土量は2100万立方メートル。

どの位の大きさと言えば100ヘクタールが30万坪だそうで50万坪近くですか。
東京ドームが124万立方メートルだから東京ドームの17杯分の土量が必要となる。

政府はこの申請は日米合意に基づく県内移転実現に向けた具体的手続きの一環として居る。

そのため政府は包括的沖縄基地負担軽減を急ぎ沖縄県の理解獲得に全力を挙げる方針です。

此に対し仲井沖縄知事は県内移設は事実上無理であくまで県外移設の考えを曲げません。

今回政府は、辺野古地域の漁業権を持つ名護漁業協同組合から漁業権一部放棄の同意書を
取り付けたため、急遽埋め立て申請に踏み切った。

安倍首相・オバマ米大統領との首脳会談で県内移設を早期に進める事を約束して居るので
安倍首相も引くに引けない立場にある様だ。

安倍首相は申請に際し米軍嘉手納基地より南の5施設・区域を求め沖縄負担軽減に全力を
尽くす事を明言し、このまま断じて普天間基地の固定化はあってはならない事を強調した。

仲井沖縄知事は名護市から意見聴取し1年かけて埋め立ての是非を判断する構えらしい。

此には来年1月に予定されて居る名護市長選の結果次第が大きく影響しそうです。

早期埋め立て工事を急ぎたい政府とあくまで県外移設を譲らない沖縄県側と果たして合意
する事があるのか?

政府の埋め立て申請見切り発車が果たして吉と出るか凶と出るか今暫くは予断を許さない
状況の様だ。