米国量的金融緩和現行維持方針でも景気判断次第ではを強調

米連邦準備制度理事会ＦＲＢが一時米国の雇用が安定して来たので近い内に量的金融緩和を
縮小する可能性を仄めかしただけで、世界の株価は乱高下し一時円安が又円高に転じる兆し
が見えました。

幸い事の重大さに驚いたＦＲＢが、量的金融緩和は持続すると訂正し騒ぎは収まったかに
見えますがＦＲＢはまだ量的金融緩縮小の希望は捨ててない様です。

今回は改めて米国債等大量に買い入れる量的金融緩和を現行通り維持する事を決めました。

この政策をソックリそのままパクッテ居る日銀や安倍政権さぞやホットした事でしょう。

ただ雇用情勢に応じて国債購入規模を拡大や縮小する可能性がある事を明言しました。

景気動向を見極めて政策判断する姿勢を強調しました。

此で一応早期に量的金融緩和縮小の観測は後退したとも云えます。

米国でもデフレ傾向は頭の痛い問題で、手放しで金融緩和を行えば急激なインフレや
バブルが起こりかねないし、さればと云って経済成長を止めかねないデフレの悪循環
スパイラルが一番コワイのは日本と同じ様だ。

参院選を受け第１８４回臨時国会今日召集

７月行われた参院選はご存じ様に自民党の完勝で此で念願のネジレ国会は解消された。

見るも無惨な民主党の惨敗、此ほどまでとは誰しも予測してなかった様で、一番驚いた
のは自民党・公明党の与党かも知れませんね。

国民の審査は厳しいものでしたね。

これはソックリそのまま今後の自民党にも云える事で、慢心して国民を侮ると手痛い
シッペ返しを喰らう事になります。

さて安倍首相の狙いは、経済再興と憲法改正して強い日本を構築する事と言えます。

経済再興と強い日本の構築には、異議を挟みませんが、問題は遣り方ですね。

憲法改正して自衛隊を国防軍にする、武器輸出三原則見直し、核兵器禁止の見直し等々
コワイ事が堂々と語られ出した事は、大変オソロシイ。

処で今回参院選を受けて第１８４回臨時国会が規定通り今日召集されました。

ただこれは儀礼通りの参院議運のポストの振り当てが目的で、臨時国会として審議が
されるのか今の処不明の様だ。

ただ麻生財務大臣の重要な失言が問題化され直ちにナチスを例示に出したのは拙かった
と訂正とお詫びをした様ですが、これで事は収まるのかですね。

日本の政治家の質の低下なのか、この頃はうっかり発言が目立ち、直ぐ訂正する傾向
が見られ全く世間の信用を落としてしまった感がありますね。

訂正する様だった初めから「云うな」ですね。ものは考えて云って貰いたいものだ。

一度発した言葉は取り消しが効きません。

此は何も政治家だけに限らず不用意な発言が大変な誤解を招き大きな事になる事は
良くある事。

自戒を含めて日本を動かす政治家は特に心して頂きたいものです。