日々好日

さて今日のニュースは

民間設備投資改善の兆しあり

2013-08-14 08:23:10 | Weblog
GDPの成長率に大きく関係する一つに民間設備投資があります。

その民間設備投資の先行指標となるのが「船舶・電力を除く民需」の受注額です。

内閣府が発表した今年4~6月期の機械受注統計は前期比で6・8%プラスのでした。
受注額は2兆2999億円で、リーマンショック以前にほぼ回復と見られて居ます。

内閣府6月の民間設備投資の基調判断を緩やかに持ち直して居ると上方修正をした。

此は円安や消費税拡大で収益が改善され、企業設備投資意欲が除々に上向いたとの
見方を示しました。

4~6月期の受注額内訳は、製造業が5・6%プラス8875億円で、電気機械や
一般機械の受注増が大きく影響しています。

非製造業でも金融・保険業等が12・5%プラス1兆4701億円でした。

ただ今年の7~9月期の見通しは5・3%マイナスの2兆1772億円と暗い推定。

内閣府は最近の景気動向で、此方も可成りの上向きが期待出来るとして居るとか。

兎に角外需もですが、もう少し内需も改善されると更に良いGDPの成長率が期待出来る
のではないでしょうか?


非正規労働益々増加1881万人とは

2013-08-14 06:47:07 | Weblog
総務省が今年の4~6月期の労働力調査の詳細集計と言う、統計を発表しました。

調査によると、パート・派遣社員等非正規労働者数が前年同期非で106万にも増加
して1881万と統計を取り始めて過去最多となった模様。

非正規労働者については前にも書いたが、日本の15歳から65歳までの生産年齢と
言われる人口は約8400万人日本全人口の7割が生産に携わるべき人口です。

が実際労働参加人口はその内5000~6000万人と言われ生産年齢人口の7割しか
労働参加していません。

その労働参加人口の実に36・2%は身分が安定しない非正規労働者です。

男女内訳では男性603万人。女性1278万人

その内訳では男子非正規労働者が32・%で女子非正規労働者は67・9%となり
矢張り男女均等とは言い難い情況です。

就きたくても就けない非正規労働者が居ると同時に、非正規労働しか就けない事情の
労働者も居ます。

その理由で多いのが自分の都合の良い時間に働きたいが男性で111万人、女性が
301万人でした。

女性の多くは家計の補助や学費を稼ぎたいが331万人と最多でした。

何故非正規の仕事に就いたの回答は男性が正規に職員・従業員の仕事が見つからないが
168万人で、女子は175万人だったとの事です。

統計上は非正規労働に就いたのは1割位しか仕事が無いからと理由を挙げて居ますが
恐らくそれはアヤシイ。

確かに仕事に束縛されない生活をしたいと言う傾向が若者達にあるのは事実かも知れないが
殆どの人が働こうにも職が見つからずその日暮らしで命を繋いで居る人が多いのでは?

所謂大学は出たけれど、職なし宿無しのワーキングプアーでネット喫茶等を渡り歩く生活
を強いられると言うのも珍しい事ではないと言う。

因みに労働力調査詳細集計より調査対象が多い、就業構造基本調査の12年分によると
非正規労働者総数は2042万人とし雇用全体に占める割合は38・2%と推計して居る。

安倍政権は限定正社員新制度導入を真剣に検討して居る模様ですが、さてどうなるものか。

ただ日本の失業率は3%前後に改善されたと云うウソのような発表もなされて居ますね。