通常国会の冒頭には所信演説や施政方針演説が通例ですが、安倍政権はどうも是までとは違った遣り方を
とる方針の様だ。
今年の通常国会では2月の施政方針演説まで安倍首相の所信表明演説は行わなかった。
来年正月早々1月4日召集される通常国会でも国会冒頭の所信表明演説や施政方針演説は遣らない方針
との事。
是は5月に伊勢志摩サミットが開かれ、夏に参院選が控えて居るので国会会期延長は避けたい。
早く重要法案審議に入り、2015年度の補正予算案と、1月に予定して居る16年度の予算審議を優先したい
意向との事。
そのため1月予定の16年度予算案審議直前に所信表明や施政方針演説を行ってもよいのではとなった様だ。
随分国民を舐めたものですね。
自分の政治の考え方や遣り方を説明せずいきなり国会審議に入り、途中で仕方なく所信表明を行うと捉えられても
仕方のない方針を貫くらしい。
其れを許す野党の不甲斐なさも責められるが、其れを選択した国民も同罪ですね。
安倍政権は安定政権として遣りたい放題の事が出来ます。
重要法案としては、予算成立後審議予定のTPP関連法案・刑事訴訟法改正案・労働基準法改正案等、今年の国会
審議で積み残された法案等です。
今年は臨時国会が開催されなかったと云う異例な年でした。
審議を急ぐ案件は山積しています。
夏の参院選・5月の伊勢志摩サミットと重なり来年の通常国会はどの様に展開して行くのでしょうね。