いよいよ来年4月から電力小売全面自由化が始まります。
早速電力小売業者登録が開始され、現時点で119社となった模様。
恐らく来春までには200社以上となる公算が高いと見られて居ます。
自社で発電して販売する会社・自社発電の余剰電力を発売する会社・他社の余剰電力を買いあげて
販売する会社等経営形態は色々あるそうです。
現在登録済み主な企業内訳を見ると、新電力会社3社・大手電力会社系列会社4社・再エネ関係2社
通信放送関連2社・ガス関連4社・石油販売関連4社・その他多数。
その中にはKDD・東京ガス・大阪ガス・西部ガス・昭和シェル石油・ミサワホーム・サニックス等々有名
会社が電力小売業に手を挙げています。
この内新電力会社は既に大口ユーザ向け電力の自由販売を行って居るので、今後は小売部門も手
がける意向。
それぞれ安い電力料金を公表しどれだけ現在の大手電力会社の顧客を浚う事が出来るか勝負の時
が来た様です。
克ってNTT民営化の折新電話会社がどれだけNTTの顧客を奪ったかと云う競争を思い出しますね。
正直な処庶民は電力の小売自由化には戸惑っています。
確かに電力が安くなるのは歓迎ですが、問題は電力供給の安定性です。
幾ら安かっても、何回も停電続きでは困ります。
また小口電力販売では地域の小型発電装置を使った小規模電力会社も出て来ます。
地域活性化の問題も出てきて今後電力問題は大きな社会問題になる可能性を含んでいそうですね。