今年も日本漢字能力検定協会主催の「今年の出来事を一字」が公募されました。
１２月１２日の漢字の日に清水寺で発表され貫首が其れを揮毫する。
すっかり国民の年中行事の一つになりましたね。
昨年は消費税率が８％になったのでこれが国民最大の関心事「税」がえらばれましたね。
さて今年の一番の関心事はなんだったのでしょうね。
安全保障関連法案や集団的自衛権行使、沖縄尖閣諸島問題等我が国の防衛が大きな
関心をよびましたね。
それから連想されるのは。「守」「攻」等がありますね。
他にも原発再稼動や沖縄辺野古埋め立て・東京五輪関係等々話題は沢山あります。
さて今年を表す漢字一字は何に決まるのでしょうね。
候補に挙がって居るのか知らないが、私は決断の時の「決」がイチオシです。
２０１６年度税制改正問題は大きな懸案事項です。
今回与党・政府は２０１６年度税制改正大綱を了承し近く正式決定する運びとなった。
内容としては下記のと通りです。
まず暮らしとして、消費税率１０％引き上げの際軽減税率導入食品全般は８％据え置き。
市販薬が年１万２千円超えたら所得税軽減する。
子・孫への贈与非課税拡大と、孫・子の不妊治療の薬代等も適用。
通勤手当非課税限度は月１５万円に拡大。
相続した空き屋の売却・３世代同居のための住宅改修に減税。
自動車購入時自動車取得税廃止。
燃料性能に応じた新課税導入。
エコカー減税の燃費基準を厳しくする。
次に企業向けとし、法人税実効税率は１６年度２９・９７％・１８年度は２９・７４％
赤字企業負担の外形標準課税の拡充。
設備投資減税を縮小・廃止する。
地方対策として、地方法人税を１兆４千億円に拡大。
都市から地方へお税収再配分強化。
企業版ふるさと納税を創設
農地集約のため、固定資産税見直し。
農地バンクに農地を貸したら税金半減。
耕作放棄地は１・８倍に課税強化。
訪日外国人消費税免税拡大。
尚今回検討課題として先送りされたのは下記の通り。
配偶者控除見直し。
第３のビールへの課税の見直し。
地球温暖化対策の森林整備の新税創設
私達の生活に直接影響が出て来る重要な事ばかりですね。
消費税率１０％へ引き上げの際欧米並みに軽減税率を導入せよと公明党が強固に
主張。
是に対し自民党は消費税率引き上げは財政立て直しのもので、其処まで遣ったら
折角の財源が吹っ飛ぶと反対した。
来年の参院選を引き合いに出され連立解消まで仄めかされては自民党は折れる
より他なかった。
そこで対象品目交渉となった。
自民党は生鮮食品に限定で４０００億円規模を主張。
公明党は食品全般で１・４兆円規模。
結果生鮮食品・加工食品等食品全般はこれまで通り８％とする事となった。
菓子類・飲料も除外せずと言う公明党案がほぼ採用された。
財源的には約１兆円規模の軽減となる模様。
我々国民として有り難い事です。
日常必需品の食品の消費税は上がらず８％のままと云う事です。
しかし国際的約束した國の財政立て直しは更に先延ばしとなった。
是では國の財政を食い物にして財政崩壊したギリシャと同じ事にならないか？
ツケは必ず来ます。
その点が心配です。
又食品全般は８％据え置きと云う事は税率１０％の品目とその課税をどうするか
現場は相当混乱しそうですね。
