来年4月から電力小売全面自由化が実施されます。
小売自由化では電力会社の送電線使用料が料金の3~4割を占めて居るので是を
幾らに設定するかは大きな問題です。
今回経産省は電力会社の送電線使用料を申請した料金より減額した料金にする事
とした。
九電の場合は家庭向け対象の「低圧」の単価を1KW当たり平均8円30銭とした。
これは九電が申請したものより6銭程安くなった。
恐らく他の9社もこれと同じ様な扱いと思われます。
設定は監視委が厳密な審査を行い送電線にかかる人件費・修繕費等が適切に計上
されて居るかを調べた。
九電の場合は1年間の原価を4536億円として申請したが、火力燃料費や原発関連
PR費等42億円が減額されたとの事。
なお九電の低圧以外の単価は中規模施設向けが3円84銭で申請より5銭減額。
大規模向け特別高圧は2円9銭で申請より4銭減額。
矢張り企業向けが優遇されるのですね。