福島原発事故に対し、原発施設の安全を守つたか、管理者の責任を問う初公判
が開かれた。
まず起訴状は東電の元会長等3名に対し東電の役員として想定される自然現象
に対し適切な防護措置を行う業務上の注意義務を怠った。
地震にょる津波で原発事故発生は予見できた筈、それを怠り漫然と原発運転を
行ったので東日本大震災で福島原発事故が起き大きな被害を起こしたと言う
主旨の起訴状との事。
原発は安全であると言う間違った神話を作り原発事業を推進して来た日本は
どうしても経済成長を達成するためには原発によるエネルギィ-が不可欠
でした。
処が想定外の東日本大震災で福島原発事故が起き見事にシッペ返しを喰った。
問題は東北沖地震が想定外だったのか?
高さ10メートルを越す津波で原発事故が引き起こされる事は予見出来たか?
検察官側は08年津波予測データで原発敷地内に最大15・7メートルの津波
襲うと試算結果が出て居たと主張。
是に対し元東電会長等は津波予見は不可能、安全対策は専門的・技術部署に
任せて居たので過失を問われる事はないと主張。
是はあくまで結果論で東電側は明らかに不利である。
ただ東電原発管理者の中には14メートルの津波を予見し防潮堤建設を進言
した人が居たと弁護士側は主張。
もし是を知って居て対策を怠ったなら罪は重い。
福島原発事故については、原発事故の隠蔽工作や当時の民主党政権の対応の
拙さが、東電側を含めて起きて、収拾の出来ない大きな災害を招いたとも
言えます。
そう言う意味では責任を東電元会長等に全て負わせるのは酷な話です。