日々好日

さて今日のニュースは

米ソ核軍縮条約発効

2010-12-24 08:51:07 | Weblog
今朝の新聞は米ソ核軍縮条約の新START発効を大々的に報道しています。

是は国際核競争の歯止めとなる結構な事ですが、考えてみると大国の傲慢さが
垣間見え余り愉快なものではありません。

お互いが覇権のため核競争をしたがやっとムダと気づき少しず減らそうと、
申し合わせ米露間で新しい取り決めが出来たと言うそれだけの事です。

人類のため両国が全面的に核廃絶したと言うのなら諸手を挙げて歓迎しますが、
俺も是だけ減らすからそちらも同調しろと言う取り決めです。

大国の勝手が未だに罷り通る世界ですのでヤムを得ない事かも知れません。

確かに北朝鮮の言い分は自分勝手かも知れませんが、大国は別扱いで新たに
核武装をしようとする國を弾圧しながら自国の国益となる國の核武装は容認
する事は余りにも理不尽だと言う言い分にも一理があります。

何も核拡散に賛成する積もりは無いが、我が国でも一時は核武装の討議はする
べきだと真剣に検討されたと言う事実があると言う。

世界の現実は理想主義ばかりではやっていけない事もある。

この新STRTの発効がその良い見本かも知れません。

出来れば人類の破滅になる核武装なんかしないのが理想であります。

処でこの頃のロシアは新たに開発したエネルギー資源を武器にまた昔の強いロシア
を復活させようと今や米国や中国と並ぶ大国振りを強調させています。

一時のペレストロイカで混迷し貧困に喘いだロシアの面影はなく次々に強いロシア
打ち出して居ます。

是は我が国に対しても北方領土問題で急に強気になって交渉拒否となって現れて
来ています。

政府は駐ロシア大使に責任を押しつけて更迭したと言う。
在任2年未満の異例な交代と言うがこれには民主党政権交代後の外交方針の転換に
あるのではとも思われます。

対ロシア外交にしろ対中国外交にしろどうも日本の外交は完全にナメラレテ居る感じ
がしてなりません。

シロウト考えで誠に申し訳ないが、これは民主党政権の外交方針がどうも揺れて居る
からではと思えてなりません。

  


2011年度国債発行額は過去最大

2010-12-23 09:50:38 | Weblog
政府が策定する2011年度国債発行計画は、新規国債と借換債等の発行総額が
過去最大の170兆円以上になると予想される事が判明したと言う。

財務省によれば借換債は昨年度より12兆円以上多い114兆円になる見込みとの事。
財政投融資の財源になる財投債は15兆円。
2011年度一般会計予算の新規国債発行は44兆円以内に留める。

なお借換債や財投債発行計画は最終的に変動する可能性があるので恐らく170兆円
の枠内に嵌るのでと予測されると言う。

しかし来年度も税収以上の国債発行で國の予算を賄うと言う事態がこの暫く続く事
になるがこのまま続けばいずれ破綻は免れない状況です。

國の国債発行による借金額は800兆円とも900兆円とも言われて居て最早國の
財政では返せない額にまで膨れ上がっています。

国民の貯蓄が幾ら1000兆近く有るからと言う言い訳は最早通らない様な状況で
有るに拘われず国民はそれを少しも知ろうとしない恐ろしさがあります。

日本もやけのヤンパチで派手にお金を世界にばらまく事を辞めてここらでケチに
徹して慎ましい國になってはどうか?

少しはケチの見本みたいなな中国やロシアを見習ったらどうでしょう。


参院選挙制度見直しか?

2010-12-23 08:20:02 | Weblog
今回、西岡参院議長が「1票の格差」是正に向けて参院選挙制度見直しの試案を
提示しました。

是までの都道府県単位の選挙区を廃止して、全国を9ブロックに分けて人口比例
により比例代表の議席を配分する。

比例代表は非拘束名簿式を採用する。

定数は現行通り242議席とし削減は今後検討とする。

「1票の格差」は1・15倍以内とす。

年明けから議論を本格化し来年通常国会で公職選挙法改正成立を目指す。
なお実施は3年後の次期参院選からとする。

因みに西岡試案のブロックと議席数は下記の通りです。

北海道(12)。東北(18)。北関東信越(22)。南関東(44)。東京(24)。
中部(32)。関西(40)。中国四国(22)。九州沖縄(28)。

なお民主党としては参院定数を200として衆院比例ブロックと同じく11選挙区
にする案が検討されて居ます。
(中国四国と九州沖縄をそれぞれ別に切り離して居ます)

ここで今回の試案のおおきな特色となる非拘束名簿式ですが、是は今まで政党名が
記載された票のみが政党獲得票となって居たのをさらに個人名で記載されたものも
政党獲得数にカウントし今までの政党の発表順位でなく個人得票数で決定します。

その政党の獲得票数は個人得票順位に従い案分されます。

これで発表順位の問題は解消されるわけです。

今回は格差是正を優先し定数削減は後回しの試案である事を強調されています。

参院選の1票格差に対する各党の取り組みは其れぞれ特色を出して競い合って居ます。

ただ、社民党は当初参院選で採用されて居た、全国区の比例代表制の復活を熱望しこの
試案等には批判的立場をとって居ます。

因みに衆院選は戦後中選挙区制度から小選挙区制と比例代表制併用した制度を採用しています。

小選挙区議席300と比例代表議席180で両方重複立候補制が取られ国民の選ばざる議員が
当選して問題があるやに思います。


来年度予算案は大丈夫か?

2010-12-22 08:44:37 | Weblog
年末がおし詰まって来れば大体来年度予算案の概要が見えて来るものです。

今年はどうも仙谷官房長官の問責決議成立後野党との喧嘩別れ、更には
小沢氏国会招致で党内がまっ二つに割れ権力闘争に明け暮れて居る始末。

野党は民主党が望む衆院政治倫理審査会への決議に乗らず更に強制力を
もつ国会証人喚問を画策し一部民主党幹部も是に同調しそうな形勢とか

本当に国民不在の小沢氏国会招致問題見て居て情けない思いです。

処で予算案は総額で92兆円後半との事でこの内一般歳出は54兆円。

国債は長期金利が低水準であったため22兆円。

地方交付税は17兆5千億円から数兆円減額。

国債発行額は44兆円に抑えるも今年も税収を超えた国債発行となる。

各省要求の別枠予算は2兆円。

年金は5年振り減額決定し、基礎年金2分の1国家負担分2兆5千億円の
財源は鉄建機構の余剰金から1兆円を捻出する。

沖縄振興予算は減額しない。

グアム移転370億円はインフラ整備に支出する。

日本人ノーベル賞受賞や「はやぶさ」効果で科学研究費は異例の予算増。

これまで報道されて居るのはこんなものでしょうか。

今後の景気浮揚対策は雇用問題は子供手当は、福祉医療介護問題は・・・
まだ確とした額が決まって無いのでは・・・

其れは全て財源問題に行き着く様だ。

本当にこの年末で来年度予算案は大丈夫出来上がるのか少し心配です。

諫早開拓問題会談で長崎県知事憤激す

2010-12-21 09:56:23 | Weblog
国営諫早湾開拓 の排水門常時開放を命じた福岡高裁判決の上告ギリギリで
菅総理と中村長崎県知事とトップ会談が行われました。

長崎県は何の申し入れも無く政治決断で上告しない事を決めた菅政権に強い
憤りを感じ鹿野農相の面会要請も拒否し官邸に乗り込んで直談判となった。

菅首相は漁民にも農民にもまた防災にも配意した開門が可能と丸で夢の様な
話しで政治決断の正当性を強調したと言う。

是に対し当然長崎県知事はそんな夢の様な事が出来る訳がない菅総理は何も
「分かっとらん」と怒り心頭に達すとの状況だったとか。

その通りです。

今回の國の上告断念で全て有明海が元に戻ると手放しで喜んで居る漁民ですが
ご存じの様に諫早開拓が大きな要因の一つで有るかも知れないが、他にも沢山
の要因がある事は恐らく皆が承知して居る事です。

これで國の公共事業の害毒を宣伝しあわよくば多額の漁業補償をせしめようとの
魂胆がないとは言えません。

その犠牲になったのが長崎県であり開拓地営農者や開拓地沿いの住民です。

國は5年間の長い年月をかけて段階的検査開門でその影響を調べると言うが
それで一体何が分かると言うのだろうか?

有明海全域で潮流れとか状況調査を行うのが本当の様な気がします。
この前の小規模調査で何が分かったのだろうか?

開拓地周辺限定の調査で出て来るのは開拓地の影響でしかないのは当然です。

この開拓地水門開放でもし被害が出たら判決を出した高裁判事や漁民それに
菅首相はどう責任をとって呉れるのでしょうか?

恐らくこれから莫大な水門開放対策費と漁業被害補償費が我々の税金から支出
されるでしょう。

あれだけはっきり菅首相は言明したのだから、もし被害が出たらきっと間違い
なく全ての責任は取って呉れる事でしょう。

其れを我々長崎県人は期待して居ます。

一兵卒に負けた党首

2010-12-21 09:19:05 | Weblog
国民不在の民主党の権力争いと言われる小沢氏衆院政倫審招致問題は
昨日菅首相と小沢氏の会談が行われました。

結果は初めから判って居た事、小沢氏は衆院政治倫理審査会出席を、
にべもなく拒否しました。

民主党代表で首相である菅氏からの依頼を拒否した事は異常な事と
言うべきでしょう。

今や一兵卒と称する小沢さんの前では代表の肩書きが何の意味もなく
なったと言う事は、即党首を辞めるに値する事ではないか?

民主党執行部は野党が請求して居る証人喚問に応じるのも選択肢と
エスカレートして居るとの噂さえ出だしたとか。

野党の力を借りてまで小沢氏追い落としを図りたいらしい。

この様な国民不在の民主党政権の権力争うを毎日書きたくはないが
残念ながらこの問題が大きな問題として扱われて居る以上避けて
通れない状況です。

もう完全に民主党政権に対し国民は冷めた感じになって来て居ます。

民主党はいまや一つの政党として形をなしていない状況になりつつ
有ります。

これでは経済界の大物が画策する、小沢氏抜きの民主党と自民党との
大連合が夢でなくなるかもしれませんね。

何処まで続く民主党権力闘争

2010-12-20 08:00:10 | Weblog
もういい加減嫌気がさした小沢氏の衆院政治倫理審査会への招致問題は今や
民主党の権力争いの様相が出て来ました。

党の中核として動く岡田幹事長が、一兵卒と自称する岡田氏からガキ扱いに
あしらわれ、三拝九度拝み倒しどうにか菅総理との会談に持ち込みました。

菅首相を民主党不評の原因と決めつけて居る小沢氏と会談しても結果は
初めから判って居る事。

小沢氏のカネと政治の問題が民主党政権の大きなマイナス原因の一つになって
居る事には目をつぶり全てを菅首相のせいにするのもどうかと思います。

恐らく話し合いは決裂し国会招致議決に踏み切る事になるのではないか。

しかし国会での招致議決については既に野党の自民党石原幹事長が民主党
権力争いに力を貸す積もりはないとハッキリ言明していますので、是さえ
先行きは不明です。

大体この権力争いは起きるべきして起きたと見る向きもあるとか。

民主党は兎に角政権を取るまではと、考え方の異なる小沢氏を迎え念願の
政権奪取が出来ました。

所詮政権奪取の烏合の衆、事ある毎にいがみ合い、もはや同じ政党とは
言えない様な内部抗争が続き、小沢氏のカネと政治の問題が小沢氏追い
落としのよい口実となりました。

小沢氏は民主党を乗っ取って自分の思うまま日本の政治を動かす事と
豪語しています。

是に対し執行部は民主党構成で数が多い小沢支持グループを数が少ない
執行部が離党勧告で追い出しにかかる可能性さえ出てきました。

政権担当の民主党を切り回す執行部何処まで実力が発揮できるか?

観測としては小沢氏がもし離党してもついて行くのは数人ではとの
観測も有るが民主党としては何れ政権維持が出来ない状態になる事
は分かり切った事です。

いずれ漁夫の利を得るのは野党の自民党です。

今や「果報は寝て待て」と自民党は民主党政権の自滅を待つ感さえあります。

民主党政権への失望

2010-12-19 09:06:06 | Weblog
昨年の政権交代劇で「是で日本は変わる」と国民は確信し民主党政権に期待
しました。

事実民主党政権は新しい政策を次々と打ち出して国民の期待に添う様に思え
ましたが忽ち馬脚を現して次々にメッキがはがされて行きました。

国民に迎合する様な軽い言動が次々に変わって行き信用を失って来ました。

国民と約束した筈の政権公約は財源難と言う現実に出会い次々と縮減或いは
先延ばしされ国民の期待感を裏切って来ています。

其処に小沢氏の政治とカネの問題。国民は何だ自民党政権と同じではないか
との失望感が生まれ、また小沢氏は居直ってしまい其れを支持するグループ
が強力に擁護し党内抗争にまで発展しそうな様相です。

消えた筈の亡霊がまたゾンビの様に蘇って民主党を操ろうとなると国民は
すっかり興ざめしてしまいます。

それに民主党政権は韓国や中国に大変配慮する事は良い事ですが、其れも
度が過ぎれば反感を呼び何処の國の回し者かと言われる所以です。

一方今回の政権交代で大変期待を寄せた全国自治体でしたが、経費節減で
公共事業費等は思い切り削られてしまいました。

頼みの地域主権改革もどうもアヤシクなって期待はずれの感が強くなった。

それでも色々全国知事会は政策やアイデアを提案したがどれ一つ実現しない
状況です。

おまけに子供手当の一部財源を地方自治体持ちで行うと言う他人のふんどし
で相撲をとる厚かましさに失望感が出てきました。

それが即現れたのが民主党の地方選での惨敗の連続です。

10月の北海道5区補選から始まり福岡市長選。和歌山県知事選と連敗し
千葉松戸市議選の惨敗最後は茨城県議選での無惨な連敗と続きます。

恐らく来年の統一地方選では各地で民主党政権に対し「ノウー」を突きつける
のではと予想されます。

もっとも其れまで民党党政権が保っていればの話しではあるが・・・

辺野古がベターと推進表明の菅総理

2010-12-18 08:41:13 | Weblog
この処沖縄普天間問題の話題は政治の隅に隠れて霞んで居ました。

処が今回仲井沖縄知事が再選されまた脚光を浴びて来た様です。

菅総理は二度目の沖縄訪問で仲井知事と会談しましたがどうも合意点には至らず
ほんの挨拶程度の会談だった様です。

普天間基地移転問題は是まで鳩山元首相が、沖縄に出来もしない期待感を抱かせて
迷走させてしまった経緯があります。

鳩山氏は責任とって辞任となりその後沖縄問題はタブー視された嫌いがありました。

今回菅首相は2011年度予算で地方自治体に向け新設する5000億円の一括交付金
配布で沖縄県分は他府県より優遇された基準で算定される別枠で計上する事を約束して
普天間基地移転候補地は「辺野古がベター」と迫りました。

是に対し仲井知事はベターの意味が判らないとあくまで県外移設の要請を行った。

一応政府としては来年度末で期限切れの沖縄振興特別措置法に代わる新法制定や米軍基地
返還後の跡地利用に関する法整備に取り組む方針らしい。

是に対し沖縄では基地を米軍に接収され土地代として貰っている地主の救済も併せて要求
する動きもあるらしい。

菅首相は今までの行き違いを認め謝罪し誠意を見せたがこれは沖縄知事には通じなかった
様です。

仲井知事は自民党政権時代は普天間基地移転には良き理解者として頼りにされて居た様
ですが、沖縄県民の異常な盛り上がりに抗し切れず反対の立場に立たされた様です。

復興が遂げられた沖縄にはもう基地に頼らず生きて行く自信が出来たのでしょう。

日本の防衛のためとか東南アジアのためとかアメリカ軍のため何故沖縄が犠牲にならねば
ならないのかと言う悲痛な叫びは日本国民として当然の事として判ります。

しかしこれは現実の問題として誰かが犠牲にならねばならぬ事実があります。

もう嫌だと同じ苦しみを日本の他の地域に押しつけるのは容易な事ではありません。

我々国民も沖縄の苦しみは理解しそれ相当とは行かないがそれに見合う国費の支出はして
お願いしてきた筈です。

沖縄県民も我々も何とか納得する点を模索する事は無駄な事ではないと思います。

社民党の様に国外移設以外は受け付けないと現実無視の強攻策を言うのは簡単ですが
これでは肝心の問題解決にはなりません。

大人の英知とやらをこれで発揮して頂きたいものです。

防衛計画大綱閣議決定される

2010-12-17 19:19:11 | Weblog
昨日の2011年度税制改正大綱の閣議決定に続き今日は民主党政権が
1年先伸ばして検討した防衛計画大綱が閣議決定されました。

この概要は先に一部が明らかにされましたが、今までの「基盤的防衛力」
から「動的防衛力」への切り替えです。

基盤的防衛力とは我が国が自ら空白となって侵略を招来する事のない様に
最小限の防衛力を保持し、限定的小規模に攻撃出来る様な防衛力の事です。

簡単に言えば抑止力としての最小限の防衛力を保有し限定的小規模の攻撃
に対処出来る防衛力となります。

是に対し動的防衛力とは北朝鮮や中国の動向に的を絞り沖縄や南西諸島防衛
を軸に中国や北朝鮮・テロゲリラ活動に対応できる様に警戒監視態勢を強化
して抑止力とすると言う考え方です。

具体的は対ロシア対策で北海道中心に配置された戦車600両を400両に
縮小する。

南西諸島方面監視態勢強化のため潜水艦16隻態勢を22隻態勢に増強する。
ロケット砲等完備されたイージス艦4隻を6隻にして南西諸島方面に配備する。

沖縄航空自衛隊に新たに20機の飛行編隊を配備する。

PAC3を沖縄高射隊に配備する。

なお武器輸出三原則の緩和は今回は武器製造等には協力すると言う事にとどめ
先送りされた。

是は社民党と共闘の道を模索する民主党政権の苦しい誤魔化しだとも言えます。

我が国の防衛力強化に日米同盟の深化や韓国との協調を唱って居ますが、米国とは
沖縄普天間基地移転で、また韓国とは是までの歴史的経緯から今ひとつシックリ
行かない部分が目立ちます。

また日本の今回の中国をターゲットにした動的防衛力強化には、早速中国が強い
不快感を寄せて来ました。

これから日本国民の財産と命を如何にして國が守っていくか?
是は大変重要で大きな表題でもあります。

謂わば国民の命を預ける防衛計画大綱はその様に大変重いものであります。

その取り扱いについては政府の慎重な取り扱いを希望します。