トランプ氏は自国の鉄鋼・アルミ業界保護のため輸入制限を宣言した。
是に対し中国は報復処置を表明した。
トランプ氏は当初全ての国に適用をして居たがどうやら、カナダ・EU
豪州・メキシコ・韓国等7ケ国は除外すると言う。
日本は米国有利なFTA締結のため除外されなかった様だ。
どうやら不均衡貿易を理由に見せしめに遭った様だ。
ただ不均衡貿易と言っても米国にも責任があるがそれを認めず一方的に
非難するのはどうかと思う。
例えば米車ですが、日本の道路事情も考えず米国の車が売れないのは
日本が厳しい制限をして居るからだと主張して居る。
一方日本車は燃費削減・故障知らずのエコー車を開発して米国に売り込ん
で居ます。
此の様な違いが日米貿易不均衡化を招いたのを考えず一方的にゴリ押し
して来て居る。
日本はこれまで日米貿易摩擦で屈辱的条件を呑み忍んで来ました。
トランプ氏は更に過酷な条件を突きつけ様として来て居る。
ただ日本は米国なしでは、遣って行けない弱味があるので言いなりになら
ざるを得ないと言う特殊な関係にある。
処で米国の最大の赤字貿易国の中国に対し、更に知的財産侵害に対する
対策として中国からの輸入品に高関税を課す制裁措置を発表した。
是に対し中国も目には目を、歯には歯をの構えです。
いよいよ貿易戦争の本格化が鮮明になって来ましたね。
中国の知的財産侵害は米国同様日本も痛い目にあって居るので、ザマ
ミロの感がないではない様だ。
トランプ氏は中国から輸入する3兆円~6兆円の電子機器や衣料品の
100品目以上に高い関税を課すると言う。
この高関税の根拠は、克って日本を苦しめた米国通商法301条です。
日本も中国の不公正な貿易慣行に悩まされて居るので決して他人の事
とは思えないが、矢張り自国優先の貿易戦争は頂けません。
これはお互い自分の首を絞め合う事になる可能性がありますね。