G・ガルシア=マルケス 鼓直訳 1972年 新潮社
私の持っているのは、1992年の39刷。もっと早くに読んだかと思ってたんだけど、意外とあとになってから手を伸ばしたみたい。
きのう同様、前からのつながりは、何もなく。
いま読んでる「1Q84」には、プルーストを読むシーンが出てくるんだけど、「失われた時を求めて」は読んだことがない。たぶん、この先も読まないんだろうと思う。なんか、そういう読書にかけるエネルギーが、もう無い 悲しいことに。
プルーストもジョイスも読んだことないし、だいたいが、あんまりそういう“20世紀を代表する作品”みたいなものに、興味をもつとか挑んでみるとかって感じは元々ないから、私。
それでも、いわゆる世界的な名作みたいなもの、なんか読んでないかなぁって本棚を見たら、これがあった。初版は1967年らしいけど、ラテン文学の傑作で、ノーベル賞。
そんなものだから、前からタイトルくらいは知ってたんだけど、読んだのは前述のとおり1992年ころ。
思ったより面白かった。このストーリーは、要約は無理。つぎつぎと現れる人物と、時空の流れ。なんていうか、神話みたい。
とりわけ私が好きな一節は、“小町娘のレメディオス”という少女の登場人物が、風にふかれてはばたくシーツに包まれながら、宙に浮き、空に昇って消えていくというくだり。信じがたい奇蹟のシーンなんだけど、とても美しい光景。そこだけこうやって抜き出すと、なんだかわかんないけど、読んでるとそういう何が起きても全然おかしくない、不思議な小説。
私の持っているのは、1992年の39刷。もっと早くに読んだかと思ってたんだけど、意外とあとになってから手を伸ばしたみたい。
きのう同様、前からのつながりは、何もなく。
いま読んでる「1Q84」には、プルーストを読むシーンが出てくるんだけど、「失われた時を求めて」は読んだことがない。たぶん、この先も読まないんだろうと思う。なんか、そういう読書にかけるエネルギーが、もう無い 悲しいことに。
プルーストもジョイスも読んだことないし、だいたいが、あんまりそういう“20世紀を代表する作品”みたいなものに、興味をもつとか挑んでみるとかって感じは元々ないから、私。
それでも、いわゆる世界的な名作みたいなもの、なんか読んでないかなぁって本棚を見たら、これがあった。初版は1967年らしいけど、ラテン文学の傑作で、ノーベル賞。
そんなものだから、前からタイトルくらいは知ってたんだけど、読んだのは前述のとおり1992年ころ。
思ったより面白かった。このストーリーは、要約は無理。つぎつぎと現れる人物と、時空の流れ。なんていうか、神話みたい。
とりわけ私が好きな一節は、“小町娘のレメディオス”という少女の登場人物が、風にふかれてはばたくシーツに包まれながら、宙に浮き、空に昇って消えていくというくだり。信じがたい奇蹟のシーンなんだけど、とても美しい光景。そこだけこうやって抜き出すと、なんだかわかんないけど、読んでるとそういう何が起きても全然おかしくない、不思議な小説。