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好きな本とかについて、ちょこちょこっと書く場所です。蔵書整理の見通しないまま、特にきっかけもなく08年12月ブログ開始。

’80のバラッド

2013-01-12 18:12:09 | CD・DVD・ビデオ
泉谷しげる オリジナルは1978年・ワーナーパイオニアらしい。私が持ってるCDはいつのだろう?1991年かな?(廃盤なの?)
ついでなんで、昨日の続きで、傑作の誉れ高い「'80のバラッド」を出してきた。
(音楽ネタを続けて出しちゃうときは、本の整理がついてないときが多い…。)
詞も歌唱もいいですね。
まあ、私の場合は「これはイイんだから」と教わって聴いたようなものですからね、ほんとに分かってるか実はあやしいのかもしれないけど。
泉谷は某ラジオ番組(渋谷陽一のサウンドストリートの「ヤングパーソンズガイド泉谷しげる」の回だ、いまだにテープ持ってる)に出たときに、「このレコードで、ひとつのヤマがきた」「自分自身でも、手応えあった」ということを認めてる。
さらに、「この先むずかしいなとは考えたけどね、さすがに。そのあとからスランプがきますね。これをどうやって抜くかっていうのはね…。人間そこで悩まないと可愛くねえなと思って悩みましたけどね。」なんてことも言ってたけど。
たとえば、タイトルもすごい「海をにぎりしめる少年」、
かかえきれないほどに つかみきれない手と足
断わりのない始まりに 汗なき少年の旅がある
とらえきれない少年は ひろがる自分を波にのせ
伝わるまで叫んでも 答が海をにぎりしめ
なんて歌詞なんだけど、歌をつくるとき「私が」というんぢゃなくて、誰か別に主人公(この場合、少年)を立てるとやりやすいとか答えてる。
この曲に関しては、自分にも小さいころ経験あった、自閉的な感性でつくったと言ってるんだが。
そういう少年は、見る目のスピードがちがう、周囲の景色が早くもしくは遅く動きすぎている、と表現している。
で、そこから私の好きな「アフリカの自閉症」の話になる。
アフリカでも自閉症が多い、これは不思議だろ、と泉谷はいう。自然に囲まれているのに自閉症って、なんか都市でそうなる人間より重大な問題ではないかと。
そのとき、泉谷が「テレビで見た」と言うのだが、これを治すには、一番いい原始的な方法は、リズムを教えることだという。
リズムを刻めないようぢゃダメ、心臓の鼓動、動脈のリズムを体内で自覚すれば、たいがい治る、と。
こりゃ、いい話だと、いまだに私の記憶に残っている。音、音楽は、大事。
1.翼なき野郎ども
2.海をにぎりしめる少年
3.デトロイト・ポーカー
4.裸の街
5.レイコ
6.遠い生活(くらし)
7.エイジ
8.波止場たちへ
9.流れゆく君へ

いっちゃん好きなのは「流れゆく君へ」かな。ほかの曲の多くもそうだけど、どんなアレンジにも耐えうるだろうし。
コメント
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