many books 参考文献

好きな本とかについて、ちょこちょこっと書く場所です。蔵書整理の見通しないまま、特にきっかけもなく08年12月ブログ開始。

骸骨乗組員

2013-06-12 22:30:59 | 読んだ本
スティーヴン・キング 矢野浩三郎他訳 昭和61年 サンケイ文庫版
何冊か持ってるスティーヴン・キングの文庫本。
当時なんで読もうと思ったんだか、いまとなっちゃあおぼえてないけど。(村上春樹氏の影響下か?)
あんまり、ホラーとかミステリーの、いわゆるベストセラーに興味ないからねえ、私。
「握手しない男」
ある夜ポーカーの仲間に加わった青年は、決して握手をしないという変わった主張をする。
「ウェディング・ギグ」
田舎の酒場のジャズバンドに、結婚披露宴での演奏依頼が来るが、花嫁は依頼主のギャングの妹である。
「カインの末裔」
期末試験の終わった、夏休み前の寄宿舎で、銃を持ち込んだ学生の話。これ、よう分からん。
「死神」
ひとによってはその鏡をみると、なかに死神を見るという、鏡台をめぐる話。
「ほら、虎がいる」
授業中にどうしてもトイレに行きたくなったチャールズが、洗面所に行くと、そこには虎がいた。
「霧」
嵐の通り過ぎたあと、不気味な霧がたちこめる。
そのなかには、軍の秘密研究施設から逃げ出したと思われる、怪物たちがいて、人々を襲う。
登場人物のセリフに「B級ホラー映画からぬけ出てきたような化け物の餌食にはなりたくない」なんてあるところをみると、作者もその造形がB級だって分かってて書いてんだろうけど。
文庫で200ページくらいある中編。
コメント
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