レイモンド・チャンドラー/清水俊二訳 昭和61年 ハヤカワ・ミステリ文庫版
原題「The Lady in the Lake」は、チャンドラーの7つの長編のうち5冊目で、1943年の発表、第二次世界大戦中だ。
この文庫は、昭和61年で初版なんだけど、それは、すでに日本語訳は出版されてたんだけど、訳者が自分の訳でそろえたいんで後から出したということらしい。
物語のほうは、会社の社長の依頼で、行方がわからなくなって1カ月になるその妻を探すことを引き受けるんだが、依頼どおりに夫人を見っけるんぢゃなくて、思わぬとこで別の死体に出っくわしちゃうマーロウの話。
マーロウのシリーズをなるべく順に読み返してんだけど、最初のころの物語にくらべて、これはなんだかスラスラ読みやすい。
私なんかの慣れている私立探偵ものパターンにはまってるのかもしれないし、もしかしたら訳文が現代的だからなのかもしれない。
ストーリーは、まあ、そうなるんだろうな、って感じの展開な気もするけど、結末に向かう前にページをめくるのを止めて、自分なりに謎解きして、当てるのを目的とするような読書ぢゃないんで、いいんだけど。
原題「The Lady in the Lake」は、チャンドラーの7つの長編のうち5冊目で、1943年の発表、第二次世界大戦中だ。
この文庫は、昭和61年で初版なんだけど、それは、すでに日本語訳は出版されてたんだけど、訳者が自分の訳でそろえたいんで後から出したということらしい。
物語のほうは、会社の社長の依頼で、行方がわからなくなって1カ月になるその妻を探すことを引き受けるんだが、依頼どおりに夫人を見っけるんぢゃなくて、思わぬとこで別の死体に出っくわしちゃうマーロウの話。
マーロウのシリーズをなるべく順に読み返してんだけど、最初のころの物語にくらべて、これはなんだかスラスラ読みやすい。
私なんかの慣れている私立探偵ものパターンにはまってるのかもしれないし、もしかしたら訳文が現代的だからなのかもしれない。
ストーリーは、まあ、そうなるんだろうな、って感じの展開な気もするけど、結末に向かう前にページをめくるのを止めて、自分なりに謎解きして、当てるのを目的とするような読書ぢゃないんで、いいんだけど。