many books 参考文献

好きな本とかについて、ちょこちょこっと書く場所です。蔵書整理の見通しないまま、特にきっかけもなく08年12月ブログ開始。

ダブル・デュースの対決

2013-12-06 20:19:25 | 読んだ本
ロバート・B・パーカー/菊池光訳 1999年 ハヤカワ・ミステリ文庫版
おっかしーなー。どこいっちゃったんだろ、これの単行本。
1993年に買って読んだはずなんだ、スペンサー・シリーズの第19作。
これの次作である「ペイパー・ドール」は、手元にあるんだけど。
売っちゃった記憶ないし、シリーズの途中のひとつだけ売るようなことはしないと思うんだよね。
(「愛と名誉のために」は、売った。それはまちがいない。)
家探ししても見つからないので、とうとう文庫をこないだ買って読み直した。
さて、お話のほうはというと、主役はスペンサーぢゃなくて、ホークである。
ホークがいかにして生きてきたか、その価値基準というか行動規範というかはどう形成されてきたかの一端が垣間見える。
ダブル・デュースというのは、少年ギャングたちがたむろしている、危ない地域名である。
そこへスペンサーとホークが乗り込んでくんだけど、なんで警察にも手に負えない場所のトラブルをあなたたちに解決できると思うのかとスーザンに訊かれたスペンサーは、「おれたち二人だ」と答えてる。
実際、一個師団よりすごいんだけどね、こういうことにかけては。
ところで、スペンサーとスーザンのほうはというと、意外なことにスーザンが「私たち、そろそろ一緒に暮らすべきだと思うの」と言い出して、同居を試してみることになる。
長年の読者としては、おっ!?と思う展開だけど、もちろん、うまくいかない。二人ともそういうタイプの人間ぢゃないんである。
コメント
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