村上龍 昭和55年 講談社文庫版
持ってるのは昭和61年の9刷。
村上龍の第二作、出版は芥川賞受賞翌年の昭和52年。
海の向こうったって、どこのことだかは分からない。
海で出会った女が、「僕」の目を覗き込んで「あなたの目に町が映っているわ」というところから始まるからだ。
で、その町では、衛兵とその家族がサーカスを観に行ったり、洋服屋の母は病院で死にかけていたりするんだが、祭りに人々が熱狂して大騒ぎになってる。
んで、グジャグジャとしてくるうちに、
>(略)切り裂く必要がある。祭なんか要らない。戦争が始まればいい。一度全てを切開して破壊して殺してしまうのだ(略)
って具合にある人物の独白が出てくる。
なんかそういう衝動がいっぱい詰まってるってのは感じるんだけど、正直なんかよくわかんない小説。
ひさしぶりに読み返してみたけど、やっぱよくわかんなかった。あまり好きになれないなあ。
海のこっちとあっちと視点がジャンプするみたいなのが魅力らしいんだけど、私には読みにくいだけで。
持ってるのは昭和61年の9刷。
村上龍の第二作、出版は芥川賞受賞翌年の昭和52年。
海の向こうったって、どこのことだかは分からない。
海で出会った女が、「僕」の目を覗き込んで「あなたの目に町が映っているわ」というところから始まるからだ。
で、その町では、衛兵とその家族がサーカスを観に行ったり、洋服屋の母は病院で死にかけていたりするんだが、祭りに人々が熱狂して大騒ぎになってる。
んで、グジャグジャとしてくるうちに、
>(略)切り裂く必要がある。祭なんか要らない。戦争が始まればいい。一度全てを切開して破壊して殺してしまうのだ(略)
って具合にある人物の独白が出てくる。
なんかそういう衝動がいっぱい詰まってるってのは感じるんだけど、正直なんかよくわかんない小説。
ひさしぶりに読み返してみたけど、やっぱよくわかんなかった。あまり好きになれないなあ。
海のこっちとあっちと視点がジャンプするみたいなのが魅力らしいんだけど、私には読みにくいだけで。