many books 参考文献

好きな本とかについて、ちょこちょこっと書く場所です。蔵書整理の見通しないまま、特にきっかけもなく08年12月ブログ開始。

雪(なので乗馬は休み)

2011-02-15 19:40:50 | 馬が好き
ゆうべ遅く(23時くらいから)、急にドッと雪が降って、あっという間に7センチ積もった。

隣町まで天気わるくても、意外と大丈夫なことが多い、なぜか大雪や台風の直撃の少ないこの土地なんだけど、さすがにやられました。
念のため9時前に乗馬苑へ様子を見に行ったんだけど、ありゃま、やっぱ大変なことになってる。

馬場もグチャグチャなんで、やーめた


(乗ろうと思えば乗れるかもしれないけど、落ちたらヤだし。←根性ナシ)
きのうから、謎の腰痛に見舞われてるしね

馬たちは、「せっかく来たんだから、乗ってけば?」って言ってたみたいだけど、そそくさと退散

先週、新たにラインアップに加わったマルサライガー(2004年生まれの7歳、黒鹿毛のセン馬、父スペシャルウィーク・母オペラミューズ・母の父オペラハウス)がいたんで、その顔だけ見てった。



乗馬を一週やすむと、心配なのは、いつも日曜の晩に、自分で決めた標準を1キロ以上オーバーしてる、私の体重。毎週、月曜か火曜に馬に乗って、ちょうど戻るんだけど、休んだらヤバイことになるかも。
って思ったら、夕方に恐る恐る計ってみたところ、標準以下をキープしてたんで、とりあえず1週はもちそう。
…でも、来週だって、必ずしも乗馬に行けるかは、予定は未定でわかんないんだけど。
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コブラ

2011-02-14 17:07:37 | 好きな本
寺沢武一 1979~1985年 集英社 ジャンプ・コミックス全18巻
きのうのつづき。
穂村弘が、21歳の大学生のとき村上春樹を読んで「特別な憧れと羨望の対象だった」って書いてるとことかを読んで、あー私はリアルタイムぢゃなかったけど、やっぱ同じ年齢のころそんな感じを持ってたなー、って思って、だから私は穂村弘の書くものが好きなのかもって、気づかされた。
んで、今回はその村上春樹ぢゃなくて、『読み返す本』ってタイトルの冒頭に、
 今までにもっとも多く読み返した本はなんだろう。漫画を入れていいのなら、たぶんいちばんは『キャプテン』(ちばあきお)だ。次いで『おれは鉄兵』(ちばてつや)、『プレイボール』(ちばあきお)、『荒野の少年イサム』(山川惣治原作、川崎のぼる絵)、『コブラ』(寺沢武一)あたりではないか。
ってあって、おお!このひとも『コブラ』好きなのか!って反応しちゃった。
(『キャプテン』と『プレイボール』は私も嫌いぢゃないけど持ってない。)
いま改めて調べると、コブラが週刊少年ジャンプに連載されはじめたのは1977年らしくて、そのころ既に毎週の購読者であった私はもちろん第一回から読んだんだけど、最初見たときからぶっ飛びました。
その後も、ときどき休んだかとおもうと、新しいエピソードで何回か連載される形で続いたんだけど、どの回も面白かった。
もうしばらく後になってジャンプとか読まなくなったころ、やっぱどうしても読み返したくて単行本を集めることにしたんだが、思ったとおりハズレぢゃなくて、いくつになって読んでも面白いものです。
いまは、「MASTERキートン」同様、好きなときに好きなとこから読むものとして手放せないシリーズのひとつとなってます。
あとから知ったんだけど、作者は手塚治虫のアシスタントやってて、言われてみれば初期の絵にはそういう感じがあります。
でも、絵は独自のセンスがあって、いわゆるアメリカンコミックっぽいスタイルなんだけど、いろんなエイリアンの姿格好やメカの描写は、当時は抜けて創造的だったと思います。
お話は、正確には(?)「SPACE ADVENTURE コブラ」っていうように、主人公が一匹狼的海賊で、宇宙を舞台にときに財宝をめぐり、ときに弱きを助けたり平和を守るために、悪役たちと戦うっつーもんですが。
コブラの左腕にはサイコガンっていう銃がついてて、これがエネルギー波を曲折させて撃てるシロモノ。このへん難しいリクツなしってのが、少年マンガ的SFでいいですね。
それと不死身なんだな、この主人公。ほかのジャンプのバトルものみたいにインフレ的に強くなってくんぢゃなくて、最初からとにかく肉体的にも精神的にもタフ。
ハードボイルドっぽい口の減らなさもあって、絵もそうだけどセリフまわしなんかも、当時の少年誌にしてはすこしオトナな感じがするのが魅力的だったりした記憶がある。
私がときどき「オレが○○(←スポーツの名前とか入る)本気でやったら、金メダルでオセロができるぜ」とかワケわかんないこと言うのは、この作品の影響です。
あと、悪役たちのなかでも、いちばんカッコいいのは、なんといってもクリスタルボーイ。作者もそう思ってたのか、初期に出てきて、倒されたんだけど、後にもっとも重要な役としてまた出てきて、コブラと運命的な対決をします。「ニューヨーク・ヤンキースとロサンゼルス・ドジャースみたいなもんさ オレたちのどちらかが倒れるまで…オフシーズンはこないのさ!」だそうです。
第1巻 復活!コブラの巻
第2巻 イレズミの女の巻
第3巻 最終兵器の秘密の巻、大魔王ガルタン
第4巻 黄金の男、サイコ・ガンの秘密、雷電の惑星、地底の客
第5巻 ラグ・ボールの巻
第6巻 二人の軍曹、ロボットはいかが?、死の商人、海底の墓標
第7巻 暗黒街の友の巻
第8巻 シドの女神の巻
第9巻 黒竜王の巻、黒い弾丸
第10巻 異次元レースの巻
第11巻 異次元レースの巻(つづき)、黄金の扉の巻
第12巻 神の瞳の巻
第13巻 マンドラドの巻、黄金とダイヤの巻、さまよえる美女の伝説の巻
第14巻 「カゲロウ山」登りの巻、六人の勇者の巻
第15巻 その名はミスティーの巻
第16巻 闇と光の対決の巻、地獄の十字軍(ヘル・クルセイダーズ)の巻
第17巻 地獄の十字軍(ヘル・クルセイダーズ)の巻(つづき)
第18巻 ブラック・ソード・ゼロの巻、リターン コブラの巻

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もうおうちへかえりましょう

2011-02-13 22:30:52 | 穂村弘
穂村弘 2010年 小学館文庫版
私の好きな歌人・穂村弘の「世界音痴」に次ぐ第二エッセイ集なんだけど、今回はじめて読んだ。
巻末の初出一覧をみると、2002,3年にいろんな雑誌に出されたものらしいけど。
三部構成で、第一部はわりといつもの穂村弘のエッセイにありがちな、自分はこの現実世界に馴染めない!みたいなことを、たとえばボウリングでストライクを出してしまったら喜んでハイタッチしなきゃいけないんだろーか?みたいな感じで書いている。
そーなんだよ、俺もフツーのひとができる世間のつきあいに、自然と合わせることできないんだよ、って同意すること多い。
第二部は文芸批評っつーか、そんな感じの文章多くて、80年代の文学について触れてる箇所があり、そのなかで村上春樹の書いたものを誉めてるのが、ちょっとドキッとした。
「カンガルー日和」の初版持ってて、「なんでこんなにも素敵にうまく書けるんだ」って驚いてるとこが、素直でいい。
80年代ってーのは、「イメージと自意識の拡大洗練乱反射の時代」って言ってんだけど、その時代において、誰もが自意識を守りつつ誰も傷つかないで「素敵」「気持ちいい」を描写できるテクニックを称賛してる。
それ読んで、うーん、そうかぁ、そうだったのかぁ、って思っちゃうよね、私なんか。
ほかにも80年代の短歌シーンにおけるノー天気さの解説とかあるのも注目すべきところ。
第三部における、古本屋で古本を買うことへの情熱とか、マンガの「いいところ」や「凄さ」に対する感性とかを読んでると、すっごく気持ちよくて、「そうなんだよなぁ!」って言いたくなるエッセイ集ではあります、これ。
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ぶんかノ花園

2011-02-11 20:38:36 | マンガ
作・唐沢俊一 画・唐沢なをき 1995年 ぶんか社
唐沢なをきの続きで。サブタイトルは「原子水母(げんしくらげ)2」。
「原子水母」は今も文庫で持ってるんだけど、こっちは実は以前に持ってて、何回目かの引越のときに手放した記憶がある。
んで、今回、きのうの「電脳なをさん」見つけたときに、隣にあったんで、つい買ってしまった。
なかみは、「原子水母」同様、「あああ、この○○が、○○で! ほんほん!」という、しょーもないネタの連続(作者自ら「下品マンガ」と言っている)だけど、そのリズム感がキライぢゃなかったりするんで。
あと、ちょっとエキセントリックな人物たちの逸話については、唐沢俊一がほかのエッセイとかで、同じネタについて書いてたりすんだけど、そのなかでレディースコミックの読者体験投稿のなかにあった「あす私は遊びにいくかしら」という、ちょっと壊れた感じの話が、この単行本のなかにマンガ化されてるのを、今回は特にどうしても読み返したくなって、古本として買い戻すという行為にでてしまった。
よく、物を捨てるときとかに、「(捨てても)本当に必要なものは、やがて形をかえて再び現れる(だから思い切って捨てなさい?)」という言葉を信じて処分したりするんだが、はてさて、同じ本をまた買うというのも、そういうものなんだろうかね。
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電脳なをさん

2011-02-10 21:56:55 | マンガ
唐沢なをき 1996年 アスペクト
きのうまでとは、なんの関係もなく、こないだ古本屋で衝動買いしたマンガに話は移るんだが。
このマンガは1993年ころに始まったらしいけど、93年から94年にかけてってのは、私がパソコンかじりかけの(WINDOWS3.1をフロッピー二十何枚か読みこませてインストールしてた)ころで、「EYE-COM」(アイコン)って雑誌をときどき読んでたんだが、そこに連載されてた。
予備知識がなくても、ミョーに面白いマンガで、要はMacのスタイリングのわるさ(良さ?)や、「システムエラーが起きました」ってフリーズするとこや、ユーザーのマニアックなとことかを、小馬鹿にした(してんだろうな?)ネタ満載なんだけど、笑える。パロディーもいっぱいだし。
全部カラーなんで、126ページと比較的薄いんだけど、当時の定価1600円と意外と値が張る単行本。(今回735円で買った。)
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