many books 参考文献

好きな本とかについて、ちょこちょこっと書く場所です。蔵書整理の見通しないまま、特にきっかけもなく08年12月ブログ開始。

税関

2013-05-21 18:18:10 | 横浜散策

キング、ジャックときて、当然挙げるべきクイーンを忘れてた。
横浜税関の高い建物は、クイーンの塔と呼ばれています、だそうです。
高く見えるのは、細長くとんがってる視覚効果なのかと思ってたら、実際に県庁より高いってことは、今回調べてみて初めて知りました。
(税関が51メートル、県庁が49メートル、開港記念会館が36メートル)
私としては、建物のかたちという点では、とってつけた感のする塔よりも、税関の玄関のほうが気に入っています。
なんかかっこよくないですか。
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ひさしぶりの障害はヘグりまくり

2013-05-20 20:23:51 | 馬が好き
乗馬に行く。
雨なんだけど、こういうときは覆馬場があると助かるねえ。
きょう乗る馬は、天蓬。二度目。

すごくでっかいけど、仕草とかが、かわいい馬。
大きさがわかるように写真撮ろうと思ったんだが、どうもうまくいかない。(あまり構図とか絵のセンスがない私。)
イメージとしては、このくらいデカい…。↓

前回は動かせなかったけど、きょうはムチもってったんで、反応してくれないときチラチラと(脚のうしろとかね)使ったし、まあまあ運動は継続。
でも、止まったりしないというだけで、動かしてる感も、制御してる感もないままに、なぜか全員集合ー、障害やるよー、に参加。

(↑ほかの馬と並んだら、天蓬のデカさ分かるだろ、と思ったんだけど、うまく撮れない。)
フラットワークが十分ぢゃないんで、こりゃ飛ばないだろ、これぢゃ飛べないよ俺、と思ってたら、クロスのコンビネーションの入り口で逃げられちゃった。
ありゃありゃ、とやり直すんだが、その後もダメダメ。(人間の準備ができてないというか、スイッチが入ってない。)
都合3回くらい止まっちゃったかな。えーと、1個目で3回、2個目で1回だから、4回か。(コンビネーションなんてものは、入ったら馬は飛ぶしかないのに、2個目で止まるって、なんなんだよ、俺?)
だから言わんこっちゃない、大会を目前にして盛り上がってる、他のみなさんの練習の流れを断ち切って、ジャマだよな、俺。
逃げてもいーんだ、って最初に馬にナメられちゃったから、どーしよーもない。バシッと怒ると、次からは、しゃーないなーって感じで飛んでってくれるけど。
最初っからやれよって話だよな、どうもそのへん、逃がしたりせずに飛ばすって気迫が希薄なんだよね、私は。
コンビネーション跨いでくと、「手で上に引っ張らない!」と言われる。
うーん、随伴が全然できてねーで、手を上に引っ張るのは、80センチを超えると顕在化してくる、私の悪癖のひとつなんだが、40センチ足らずのクロスでそれ出ちゃうのってどーなのよ、障害飛ぶの3か月ぶりとはいえ、ひどすぎ。
コンビネーションで、(ひとの?)ウォーミングアップしたら、簡単なラインの組み合わせに突入。
左手前で入ったら、飛んで、左30度くらいに振ってあって6歩? 次大きく右回転して、飛んだら、右30度くらいに振ってあって6歩? 左に大きく回転したら、飛んで、まっすぐ、5歩?
駈歩だしたら、どうやら覚悟を決めた感じの天蓬、なんとか飛んではくれる。前に行こうって意欲は感じるんで、手綱放して、馬にまかせてテキトーに走らせてく。
何回か繰り返し。でも、「馬に気持ちよく、走られ過ぎ! 飛んだらブレーキ!」って言われる。
ひとつめ飛んだら、1・2で起こして、って思うんだけど、いまいち効いてないな、こりゃ。続く1・2・3で、飛越。
最後まで、OKをもらえないまま、終了。ひとつめ飛んだあと、脚入れて、前出る反応あってからの拳だろ、って気づいたころには、時すでに遅し。
次のひとに乗り替わったら、ふつうに飛んでたわ、天蓬。





やれやれ、と思うんだけど、それは今に始まったことぢゃないし、まあいいや、楽しく乗れれば。
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歴史を考えるヒント

2013-05-16 21:18:12 | 読んだ本
網野善彦 平成24年 新潮文庫版
最近読んだ本。
ニューアカデミズムつながりというわけでもなく、著者は中沢新一の叔父さんということでしか、私は知らなかったんだが。
この本は、1997年に行われた講座をもとにまとめたもので、話し言葉なんで読みやすい。
日本史を考え直すヒントとして、テーマに挙げられてるのは「言葉」である。
たとえば、「日本」って国の名前ができたのは、いつなのか。そういうことを知らないまま、日本という国が成立する前のことを指して「弥生時代の日本人」みたいな表現をしてしまうことが、歴史意識を曖昧にしてしまう。
>何よりも最も問題なのは、我々がほとんど全く意識しないまま、「日本」をあたかも天から授かった国名のように、今もぼんやりと使い続けているということではないでしょうか。
ということは、歴史の試験に出るからとかぢゃなく、現代に生きる人にとっても重要な、問題意識だと思う。
そういうことも考えないと、たとえば、やたら愛国心とかを唱える政治家の言葉のウラとか見抜けなくなるんぢゃないかと。
ほかにも、
>現在、我々が日常使っている言葉にはある時期に特別な色が塗られて、本来の意味が損なわれたり、(略)本来の意味とは全く異なる語感を抱かせられるようになっているものがあることに気付きます。
みたいに、言葉を軽視することの危険性を説いてる。
あと、具体的には、近世における武家以外の民に関して、なんでもかんでも「百姓=農民」みたいな言葉でくくっちゃうことが適切ではないと繰り返して指摘している。
みんながみんな田んぼで米を作ってたわけぢゃなくて、塩をつくってたひともいるし、林業を営んでたひともいるんだけど、そういう分野の歴史が明らかにされてないのは言葉の問題だし、商業や金融も発達してたのに用語がないから歴史がないかのように思われちゃってる。
>そうした多様な生業を営む人々をそれぞれに表現する言葉は、今のところ歴史学の世界では全く定着していません。
>今後の歴史学の大きな課題は、これまで切り落としてきてしまった農業以外の分野に目を向け、それに関わる学術用語を大胆に創り出し、これまで全く薄かった分野の研究を推進し、豊かにしていくことだと私は考えています。
>前近代の日本経済史の研究は農業を基本として組み立てられており、学術用語も農業に関しては著しく分化し、豊富ですが、その他の生業、手工業・商業などに関する用語はきわめて貧困といわざるをえません。
いつどこで誰かがバイアスかけたのかなあ? 歴史っていうか、教育に関する、ボヤッとしてると気づかない、力というか教えようとする側の意志の存在、気をつけないといけないとは思います。
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リゾーム…序

2013-05-15 21:01:38 | 読んだ本
G・ドゥルーズ+F・ガタリ 翻訳・編集=豊崎光一 昭和62年 朝日出版社 エピステーメー臨時増刊号覆刻版
こないだの現代思想のつづき。
この本は、たしか浅田彰が「逃走論」のなかで、“この本はすばらしい、何をおいてもこの本を読まなくてはならない”みたいに紹介してたと思う。
だから、読まなきゃいけないんだ!と私なんかはすぐ思い込んぢゃうんだが、当時すぐには手に入んなかったんだよね、たしか。
で、この変形な翻訳本は、昭和52年に発行されたらしいんだけど、そういうニューアカ・ブームみたいのを受けて、昭和62年に覆刻されたもの。
当然、私は「おお!ついに!」なんて感じで、すぐ買ったんだと思うよ、たぶん。
(今ぢゃ、本屋のどこにあるか、絶対気づかないだろうな、この手のもの。当時は大学の生協の書籍売り場でもグルッと回れば、めぼしいものは必ず目についたから。)
でもねえ、読んでみても、何書いてあるかわかんないんだよね、これ。
しかし、よく言われることだけど、
>リゾームになり根にはなるな、断じて種を植えるな! 蒔くな、突き刺せ! 一にも多数多様にもなるな、多数多様体であれ! 線を作れ、決して点は作るな! スピードは点を線に変容させる! 速くあれ、たとえその場を動かぬときでも!
なーんて言説のある哲学書、とても魅力的ではある。
持ってるだけでも偉いだろ、なんて開き直りたくなる一冊。
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横浜スタジアムに野球を観に行く

2013-05-14 23:31:11 | 横浜散策
野球は好きなんだけど、球場に足繁く通うわけでもなく、あまり威張れたもんぢゃないファンである。(理論にはうるさい…。)
ここ何年かは、ひとからチケットあるからとか誘われでもしなきゃ、自分からは行こうとはしなかった。
前任地の茨城にはプロ野球チームなかったけど、今回3月に引っ越したからには、最寄りの横浜スタジアムにでも、そのうち行ければいいなーとは思ってたんだが。
今シーズンが開幕したときも、とくに心躍ることもなく、シーズンオフ間際になってガラガラになったら行くかな、なんて相変わらず不真面目な了見だったんだけど。
なんか、特に意味もなく、野球が観てみたくなった、ふつふつと球場に行きたい気持ちが湧いてきた。
直接の契機ってわけでもないんだけど、ゴールデンウィークのころかな、デーゲームやってるスタジアムのそばを通りがかったら、バックスクリーンのややレフト寄りの“場外”で、係員が「ただいま、東京ヤクルトのバレンティン選手が打席に入っています、打球が飛び出す恐れがありますのでご注意ください」とかメガホンで言ってた。
そういうの、ワクワクする。
そのうち野球観たいなって思うようになったんで、きょうは休みで夕方もヒマだったんで、横浜スタジアムに出かけた。

試合は、横浜ベイスターズ対楽天イーグルス、交流戦である。
ちなみに、私は、前にも書いたかもしれないけど(書いたっけ?)、以前ほど熱心ではないにしても、あいかわらずタイガースファンである。だから、きょうはどっちを応援するってわけでもなく、ただ野球のゲームを観に行っただけ。そういうことがしたかったからいいんだけどね。
満員でもないだろうから16時にスタジアムのチケット売り場行けばいいやって思ってたんだけど、昼間ヒマだからベイスターズのサイト見て、あれこれ彷徨ってると、なんか席の場所を検索してチケット買えるみたい。いい時代になったもんだ。
最初は外野で気楽に見ようかなって思ったんだけど、喧騒に巻き込まれる恐れあるし、やっぱ内野のなるべく近いとこがいいかなって思うようになる。どっちでもいいんだけど、ホームぢゃないほうが空いてるだろうから、三塁側にするかな。で、いろいろ見てるうちに、三塁側という表記ではあるけど、ほぼバックネット後ろの、高い位置ではあるが(あそこ傾斜急なんだよねというのは知っていた)、なんかディスカウント状態のシートを見つけたんで、そこを押さえて買っちゃう。
(チケットをセブンイレブンまで取りに行くのが、ちょっとめんどくさかったけど。)

ちなみに、現地ついて見渡したら、やっぱ↑この位置いいよな、いちどは入ってみたいと思った。グローブ持ってね。(おとな8000円だって。)
試合開始の20分前にスタジアム着いたら、当日券売り場は長蛇の列だったから、やっぱ数時間前でもネットで買っちゃったの正解だったかな。
横浜スタジアムは、すごいひさしぶりだったんで以前の記憶が明確にあるわけぢゃないけど、去年のシーズンからオーナー会社が変わってからなのか、いろいろ手直しされてたみたい。

出場選手の名前なんて、ほとんど知らないけど、先発ピッチャーが、横浜・三浦、楽天・田中だったから、まずこのカードでは上等な組み合わせに恵まれたんだろう。
しかし、最近は登録名もファーストネームだかニックネームだかを使うみたいだし、場内アナウンスはワーワー騒いで煽るし、そのうち全選手がプロレスのリングネームみたいに名乗っても不思議ないかもね。(「ジャイアント○○」とか「ストロング○○」とかって。)
ゲームの内容は、まあいいや。勝ち負けもどうでもいい。
でもベイスターズのブランコのホームランは、すばらしかったね。ああいうものが見られると、球場まで足を運んだかいがあるってもんだ。

そうそう、どうでもいいけど、私は前に、JR東日本はベイスターズに出資してるわけでもないのに関内駅をベイスターズ色に飾りすぎるって感じで書いたんだけど。
ベイスターズのピッチャーが三振とったり、バッターがヒット打ったりすると、外野スタンドのとこに、電光掲示で祝福するサインを出してました。「JR東日本」って署名も忘れずに。

そうそうそう、あと、東横線直通の(最近埼玉方面まで直通になって、そっちまで使わない私としては、あまりよくないと思ってんだけどね)みなとみらい線の日本大通り駅も、勝手にばんばんベイスターズ色に染まってってんだが。

↑これはまだしも、↓このベンチは、なんなんだと思う。

最寄駅っつーだけで、関係ねーだろ、と思ってたんだが。
きょう、球場内で、ビール買ったら、カップに鉄道の宣伝が入ってた。

負けた、そこまで応援する気があるなら、いいよ、べつに。
(ただ商魂たくましいだけ、という気もしないでもないが。)
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