かねやんの亜細亜探訪

さすらうサラリーマンが、亜細亜のこと、ロックのこと、その他いろいろ書いてみたいと思ってますが、どうなることやら。

王羲之展などなど

2013年02月10日 | Culture・Arts



今日は、連休の中日。久しぶりにトーハクへ。
工事中だった、トーハク前の公園もすっかり整備された。ちょっと味気ない感じもするが。



今日の目当ては、王羲之展と円空展。



関係ないけど、天気があまりにもよいので、つい一枚。
王羲之展は、すごい人でびっくり。こんなに王羲之の書を愛している日本人がいたとは。
展示の内容も充実。
前述したように、王羲之のことは、あまり知らないので、音声ガイドを使ったが、勉強になった。
前回読んだ本と、本展覧会を見れば、王羲之のことと、彼の書の世界に及ぼした影響の大きさを知ることができる。
王羲之の書でも、もっとも有名な蘭亭序についても、多くのスペースを割いているが、かつては、数百枚のコピーが存在していたのだという。もちろんすごく精巧なものだ。

日本で4通目となる新発見の王羲之の手紙の遺品も展示されている。小野道風のものとされてきたが、新鑑定の結果、王羲之のものと認められた。
書の展覧会で、こんなにドラマティックなものは、初めて。
書を巡る、中国と日本との歴史、交流の物語が感動を誘う。



耐震工事を終えた東洋館にも行きたかったのだが、時間の関係で割愛。



ところが、地下にシアターができて、何とこの前行ったばかりのバイヨン寺院の映画をやっているというので、12時からの回を鑑賞。30分ぐらい。1日3回の上演で、3月一杯までやっている。
バイヨン寺院と言えば、クメールの微笑み。無数の四面仏が、アンコールトムの祈りの中心になっていた。
それを、CGで編集したというが。
なかなかのものだった。実際の映像と見紛うばかりのCG映像で、壁画や、四面仏を、あらゆる角度から映し出す。
壁画の鮮明度は、肉眼で見る以上で、その映像を見ながら、観光案内のように、実際に司会の方が説明してくれる。
四面仏も、実際には絶対見れない、寺院の上の方まで、鳥になったような感じで、見ることができる。
全ての四面仏の写真を撮った斉藤BAKUさんも本プロジェクトに噛んでいる。彼の写真展には、昔行った。
アンコールに興味のある人にお勧めできるし、文化財をCGで表現した好例として、文化に興味のある人すべてにもお勧めできる。



同時に、トーハクで開催されている円空展にも行った。
会場は、そんなに大きくなかったが、思いの外よかった。
円空と言えば、木の姿をそのまま残しながらの、大胆なのみさばきの仏像が思い出されれるが、様々な仏像、神様を、さまざまな手法で、作られていることを知った。
地元の人の要望に応じて、何でも作ったらしい。
そのデザインがすばらしい。斬新だ。
それぞれの神仏のポイントをデフォルメし、大胆に削り出す。
7年毎にしか公開されない秘仏も展示。
これまた、仏像ファンには、お勧めしたい。



帰りに渋谷によって、懐かしのGET BACK さんの、2週間限りのショップに行った。
原宿に店を持っていたころは、よく行ったものだが、通販専門になってからは、縁も薄れていた。
50周年にちなんだグッズ中心に、ビートルズグッズが沢山。展示は、来日時のロバートさんの写真が中心。ストーンズの、ギミーシェルターさんとの共同店舗になっているが、ビートルズのコーナーの客が圧倒的に多い。



イエローザブマリンでの4人のオーナメントをGET。今購入すると、GET BACKさんの30周年記念のステッカーと、会員カードがもらえる。
こちらは、万人向けという訳ではなく、ビートルズに興味が出てきた初心者向け?

ということで、連休の中日を満喫した。

コメント
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