かねやんの亜細亜探訪

さすらうサラリーマンが、亜細亜のこと、ロックのこと、その他いろいろ書いてみたいと思ってますが、どうなることやら。

一冊でまるごとわかる日本の13大仏教

2014年12月11日 | Books


本書は、本屋で、見つけた。
この手の本は、何冊か読んだが、中身が充実しているように見えたので、ゲット。
読んでみたら、なかなか良かった。

日本の13大仏教について、その歴史、開祖、弟子たち、代表的な寺院、教えの内容等を、バランスよく丁寧に説明してくれる。
流石に、教えについては、これだけコンパクトにまとめることは難しいが、特に、その歴史は、興味深かった。

特に、奈良、平安時代からの仏教と、鎌倉時代以降の仏教との確執など、これほど凄まじいものだったのか。
萬福寺の黄檗宗は、江戸時代に入ってきた仏教とは知っていたが、お経の読み方は、福建読みで、南無阿弥陀仏は、ナムオミトフと呼ぶのだそうだ。
遣唐使の持ち帰った仏教は、漢音で読み、その後入ってきた仏教は、呉音で読むのだそうだ。

オーソドックスな話の他に、コラム的なコーナーもあり、本書を読みやすいものにしている。
本書をじっくり読めば、日本の仏教について、語れる人になれること、間違いなし。
コメント
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